早稲オケワールドツアーレポート3

一月に及ぶ早稲オケワールドツアー、全公演日程を無事終了。

昨日の最終公演は、皆の気合いがぐっと集中し高まった演奏内容だった。

団員さんたちは演奏はもちろん、立て続けの公演と円滑な旅の運営のため様々な係の仕事をこなし苦労も多かっただろう。さらに4年生はこれで卒団(数日後の日本での定期演奏会が最後)、社会へと旅立っていくことになる。いろいろな思いが交錯して、終演後はあちこちで、充実感からの笑顔と、涙と、感激のハイタッチが交わされていた。本当に、お疲れ様。

 

というわけで帰国の途に着くフランクフルト空港より、最後のレポート。

 

ニュルンベルク

旧市街地は城壁に囲まれた古い街並みが美しかった。

公演翌日の午前中、バス移動まで時間があったので、ホテルで自転車を借りて旧市街地散策。

自転車という移動ツールを十分考慮された道路整備がされていて、外国人でも比較的わかりやすく、安全で快適なサイクリングができた。これはおそらく、ドイツ全土にわたって言えることなのだと思う。

「おもちゃ博物館」というのがあり、見学。年代や「人形」「外遊び」「列車」などカテゴリに分かれていて、なかなか面白かった。

博物館のあった一角はアンティークの店や手作りおもちゃの店が点在してあって、ショーウィンドウを眺めてるだけでも楽しかった。

 

ミュンヘン

300km近く移動して、ホテルに荷物を置きすぐさま会場へ。駆け足でリハを済ませ、すぐさま本番。旅の後半、なかなかハードな行程が続く。。。

終演後、25絃筝奏者の「かりん」さんと5年ぶりくらいの再会。

最後に共演したのは多分2011年、震災の後の東北ツアーだったと思う。それ以後、彼女は活動の拠点をヨーロッパに移し、様々なユニットやプロジェクトに参加しながら、昨年、世界中の多くのジャズミュージシャンらが熱望する、かの「ECM」レーベルからのCDリリースを果たしている。

1時間ちょっとの短い再会だったが、異国の地で楽器を担いでいろんな場所に出向き音を奏で、生活していく大変さを垣間見、そこに身を置く彼女のタフさに感服。今年中に2度の帰国、ライブも計画中とのことなので、皆様お楽しみに。

 

フライブルク

コンパクトな市街地の中に大学が数多く、学生たち若者のエネルギーをそこかしこで感じた。学生街だけあって文房具屋が充実。万年筆、消しゴム、蛍光ペン…日曜消耗品のこれらが、一味日本と違っていてワクワクする。

石畳のモザイクが細く美しい。

自転車がたくさん(奥は大学)。

無駄に飾りっ気はなく落ち着いた雰囲気の街中に、いろんなお店が充実している感じて街歩きが楽しい。フライブルク、また訪れたい街だ。

 

最終地・ウィースバーデン

フランクフルトからほど近いこの街は昔から温泉が湧き出て、保養地として栄えているようだ。

大きなアンペルマンの背後、源泉から湯気が出ている。飲めるそうです(俺は怖くて飲まなかった)。

最後の会場・クアハウスは20世紀初頭に建てたれた立派なつくりで、建物内はかたや音楽ホール、かたやカジノというすごい組み合わせ!

 

 

短期間に「モノプリズム」を、様々な名だたる音楽ホールで10回も演奏できるというまたとない機会であったのと同時に、オーケストラ・指揮者とのコミュニケーションの取り方についても理解が深まったし、集団で一つの目標に向かって力を合わせて取り組むということを若い学生たちの奮闘を見ながら、あらためて学んだように思う。収穫の多い旅だった。

このような機会に恵まれたことに、心から感謝。

 

充実した旅を共に過ごせた若き精鋭たちの前途洋々たることを、そして早稲田大学交響楽団の今後ますますの発展を!

 

ありがとうございました。

 


早稲オケワールドツアーレポート2

旅も半ばを過ぎ、後半に突入。

団員の学生さんたちとも少しずつ打ち解けてきて、楽しい旅を送っている。

 

このツアーには2〜4年生が参加。ほぼ全員が海外ツアーは初めてで、今回のためにパスポートを取ったという学生も少なくないそうなのだが、全く物怖じせず役割分担しながら皆で協力してワイワイとこの大所帯の旅を動かしているのが凄い。

 

コンサートの際には「運搬班」が搬入・搬出をやってくれ、「ステージ班」が楽器の組み立てのサポート&本番の転換を受け持ってくれる。移動や旅の日常では「付き人」さんが見事なアテンド&あれこれ痒いところに全て手が届く如くに世話を焼いてくれる。我々ゲストにとってはまさに「大名ツアー」だ。

先輩たちから脈々と受け継がれているノウハウやエピソードが生きている賜物だろうか。さすが早稲田、一人一人のポテンシャルが高い。演奏のクオリティも素晴らしい。

各会場とも満席に近いお客さんが入っていることにも本当に驚く。このツアーを長年先頭に立って率いてこられている永久名誉顧問の田中先生の人脈とご尽力には心から感服。

 

さて、前回の続き。

ウィーン。極寒でした。。。

楽友協会ホール。歴史の重みが響きにも現れるような空間だった。これでもかってくらい大変な搬入出、運搬班がよく頑張ってくれた!

どこを切り取っても絵になる街並み、たくさん歩いてみたかったが寒さに負け…それでも師匠と二人でレオポルド美術館に行きエゴンシーレの作品展を堪能。シーレ天才ですな、いやぁハマった!

 

再びドイツに戻り、ハンブルグ。

歴史を感じる倉庫街(写真へたくそで伝わらないね 苦笑)。そのなかにひときわ大きくそびえ立つかっこいい現代建築が(写真には写ってない)、エルブフィルハーモニー。2年前にオープンしたばかりのコンサートホールで、日本のオーケストラがここで演奏するのは今回が初めてだという。中心にステージがありそれを囲むように複雑に入り組みながら上へ上へと連なる客席。どこで聴いても、楽器が発するあらゆる音が埋もれることなくしっかり聴こえる。極上の「クリアな音場空間」だった。

早稲オケの演奏も我々が加わっての「モノプリズム」もありがたいことに各地で大好評、熱烈なスタンディングの拍手をいただいた。

 

そしていよいよ、ある意味今回の山場であるベルリンへ。

とうとうやってきました、ベルリンフィルハーモニー‼

ハンブルグのエルブフィルを「クリア」と例えるならベルリンフィルは「豊か」「円熟」だと感じた。

箱鳴りというのか、ホール自体が持つ独特の響きが、本当に心地よい。エルブフィルもそうだが、こういう素晴らしいホールで聴くと、思わずステージの上を見上げて、そこに浮かぶ見えない「音像」を眺めてしまう。

 

公演前夜、ベルリンフィルのコンサートを鑑賞した。

クラシック音楽にはまったく疎い自分であるが、モーレツに感動した!

オケという「いきもの」が歌い叫び息を詰めそして吐き出す、その躍動に圧倒され、息を呑み、心躍る2時間だった。ベルリンフィルはまず第一に迫力がすごい。maxで弾き込んだ時の音のデカさ!その直後に張りつめた一本の糸のような細い細いロングトーン。さざ波一つ立たない水面に一滴の雫が落ち、二滴三滴と徐々に増えていくそのざわつきがいつの間にか怒涛のごとく押し寄せてくる。プレイヤーは一人一人自分のスタイルで心のままにに演奏しているようでいて、気後れすることも浮き足立つことも一瞬たりとてなく完璧なアンサンブルを展開していく。だから音に濁りが無い。でもただ「完成品」を披露されてる感じでなく、その場でものすごい音楽が生まれている瞬間を目の当たりにしていることを実感でき、すこぶる興奮した。

 

一夜明けて、早稲オケ公演。

昨夜のあのものすごいコンサートと同じステージで演奏するというだけでも本当にすごいことなのに、なんと全世界テレビ中継つき。そして永久名誉顧問の田中先生自ら指揮台に立つ。幾つものスペシャルが重なり、ステージ上もバックヤードも緊張や不安が漂いつつも、一生に二度はおそらく無いであろうこの貴重な経験を目一杯味わおうと、みんな集中していた。モノプリズム、静寂の中から5つの締め太鼓の微かな刻みが重なっていくシーンは、これまでで最もいい表現ができたのではないかと思う。公演の様子はインターネットでアーカイブを視聴できるそうですので是非チェックを(詳細は改めてお知らせします)。

 


早稲オケワールドツアーレポート1

2/18から、早稲田大学交響楽団とともにツアー中である。

3年に一度ワールドツアーを行なっているという早稲オケ、今回は前回2015年に引き続き英哲師匠と風雲の会をゲストに招いてくれた(俺は今回初参加)。

ドイツ〜オーストリア12都市をツアー、我々はそのうち10公演で石井眞木作曲「モノプリズム」で彼らと共演する。

 

現状4公演が終了。写真とともに駆け足で旅のレポートをば。

今回ツアー上のルールから会場内の写真や学生さんとの写真など掲載に制約があるのであしからず。

↓↓↓↓↓

 

ドイツ到着。

200名に迫る一行が集団で動く様子は、なかなかの壮観である。

最初の都市・オーバーハウゼンは過去製鉄で栄えたが今は文化都市に姿を変えているそうで、そのせいか街中に幾つかメタリックなオブジェを見かけた。

この旅を通して楽器を運ぶトランポ車。早稲オケステッカー貼ってある!

 

ツアー初日公演はスタンディングの拍手を浴び無事終了。旧西ドイツの首都・ボンでの2公演目には我々は出演せず、ベートーベンの生家を見学(ベルギーの小便小僧並みに危うく通り過ぎてしまうほどひっそりとした佇まい 笑。内部はなかなか面白かった)したのちフランクフルトへ。

 

ヨーロッパの空の玄関口とも言えるフランクフルトだが、市街を訪れたのは今回初めて。

 

この旅、朝食はホテルで、昼食&夕食は基本的に個々でということになっており、少人数で食べに行ったりスーパーで食材買ってホテルで済ませたりしている。

チーム英哲でドイツ料理を堪能。

広場の屋台でスープを啜る。

シュニッツェルというよりはかなりしっかりしたカツサンドだった。美味しいのだけれど、口の中傷だらけになるかと思うくらいパンが硬い。。。

 

3公演目はこちらの旧オペラ劇場で。内部は非常に近代的でかっこいい作り(これまで訪れた中でNo.1かも)。音響も素晴らしかった!

 

4都市目、オーストリア・ザルツブルグへは、列車で陸路移動。

 

はじめは土色だった景色が、いつの間にか銀世界に。

まずは伝説の指揮者・カラヤンのお墓参りへ。

このツアーが始まったエピソードを墓前で、団の永久名誉顧問田中先生が語ってくれた。途中お昼の鐘やらサイレンやらがこれでもかと鳴り響いてお話が聴き取れず。。。(苦笑)

 

街の中心に川が流れ、

丘の上にはお城が。

そしてトンネルを抜け旧市街地に入ると、絵本の世界のような街並み。

 

公演の方は…

モノプリズム3回目にして、終演後マエストロ・山下一史さんが「カンペキ!」と上気して太鼓奏者一人一人に握手を求めて下さった。実感としても、キュッとタイトにまとまった手応えがあり、観衆の反応もすこぶる良かった。ツアーの醍醐味は、作品の精度を上げつつ会場や客席の空気に合わせて演奏に変化を加えていく楽しみがあること。まだまだ続く今後の公演が、楽しみだ。

山下さんが我々を食事に誘ってくれ、貴重な興味深い話を色々伺うことができた。濃密な一夜だった。

 

というわけで、5都市目、ウィーンに向け、バス移動の車内にて、駆け足レポートでございました。

 

隣で田代氏、マレット手作り中。

 

 


ナントで「我に羽賜べ」

先週6日に、フランス・ナントより帰国。

 

3度目の「ラ・フォル・ジュルネ」。

いわゆる民族楽器の奏者が、「クラシック音楽」の祭典に、しかも3年連続で呼ばれるというのは、よほど異例なことなのではないか。それだけ[Eitestu Hayashi]の芸術性を、プロデューサーのルネ氏もそして聴衆も、非常に高く評価してくれているということだろう。自分の師匠の演奏と作品をそのように認めてもらえているのは素直に嬉しいし、その一端を担っていられることはとても誇らしくもあると同時に、「今年はどうなの」という期待に応えなければというプレッシャーも感じる。

今年のテーマは「New World」。漂泊、亡命、新天地などのキーワードから、美術家シリーズ第5作目の「レオナール、我に羽賜べ(2004年初演)」で臨んだ。

 

オリジナルバージョンはパーカッションとマリンバで「クリス&祥子」さんたちがゲストプレイで参加してくれていたものを、今回は英哲&風雲だけで挑戦してみようということになった。細かい部分で修正を加えより劇的な演出を盛り込んだりというチャレンジもあったが、加えて田代・辻の活躍は目覚ましく、本当によくがんばった!

辻は持ち前の「動ける体」を生かし、おどけて振る舞いながらも時代に翻弄され苦悩する藤田嗣治をソロで演じた。師匠のイメージを汲み取り、自分のものにするのは本当に大変だったと思う。田代は2つのシーンでマリンバを担当。各楽器の一流のプロフェッショナルの演奏が見られる場でマリンバを演奏するというプレッシャーは、相当なものだっただろう。「マリンバの演奏を聴かせるんじゃない、空気を作って欲しい」という師匠の難しい要求に、最後の最後まで演奏内容を変えながら取り組んでいた。3日間で4回の公演。回を重ねるごとに二人のパフォーマンスがどんどん良くなっていき、同時に作品全体のクオリティも高まっていったと思う。それぞれ田代・辻だからこそできたことであり、それを見事につとめきった二人は本当に立派だった。

 

ナント版「我に羽賜べ」について、非常に嬉しいレビューが、ラ・フォル・ジュルネTokyo公式Facebookページに載っている。ぜひご一読いただきたい。

https://www.facebook.com/mikita.hase/posts/1404284396348053

(これで皆さんご覧いただけるのかな…)

 

英哲作品の芸術性の高さと深さ。演るたびに痛感する。この貴重な経験を、自分の舞台にどう活かしていけるのか…。

6月に、コンサートします。

情報公開は、また後日。

 

 


メデタシ復帰、メデタシ30万

さる週末は尾道へ。

久びさのこの景色、なんか落ち着く〜。

 

我らがエイテツ師匠、手指の剥離骨折からの復帰コンサートでありました。

三週間の休養期間を経て、「しまなみ交流館」満場のお客様に見守られての完全復活‼

尾道は遡ること15年前、「海の豊饒」指導のために何度となく通った土地。その後もご縁があり、幾度となくお邪魔していることもあって、お客さんとの距離が近く感じる。演奏にも師匠のトークにも反応がいい。普段のコンサートではない箇所で幾度も拍手がわき起こった。その拍手と声援に背中を押され師匠、またしてもというかいつも通りというか、限界まで追い込んだ見事な大太鼓ソロだった…。改めて感服。

 

さてそんな師匠の復帰メデタシメデタシに加えて、もう一つ、メデタシことが。

 

我が愛車「ブルーバス君」が、ついに先週「走行30万km」達成‼

12年前新車で購入、以後北から南へ東へ西へ、雨の日も嵐の日も自分と太鼓を運び続けて地球を7周半。

本当にご苦労様、である。

もう何日も前から周囲の人に「そろそろ30万だよ〜」と、相手には全く興味のない情報をふれ回っていたのだが、

あろうことか、その瞬間を見逃した。

先週の月曜、清水での指導の戻り、このドライブ中に確実に到達だとわかってたのに…気がつけば

こうなったら、なにがなんでも333333kmまで乗ってやろうと、心に誓った。

ブルーバス君、まだまだよろしく!

 

 


充実しすぎの松ノ内でした

遅ればせながら、

あけましておめでとうございます。

本年も、ズボラ前回のブログ「タイコ担いでどこへ行く」に、辛抱強くお付き合いいただけますように。

演奏は、充実させますので。。。

 

 

充実度ハンパない、松の内の7日間でありました。

元旦は恒例のサントムーン「新春ライブ」。

もう8・9回目くらいになるだろうか。回を重ねるごとに「演奏を見るために来ました」と声をかけてくれるお客様が増え、嬉しい限り。朝8時に現場入り、大急ぎで仕込んで10時開店と同時に演奏開始、午前中に2ステージという、いわゆる「営業お仕事」としては超ハードな現場だが、この一言をもらえただけで報われる。例年、太鼓のデュオ演奏をやってきたが、今年は尺八・小濱氏とのデュオで。久々の小濱氏との共演は刺激的で、熱く楽しい時間だった。

盟友(と勝手に思ってます)小濱氏とのワークが、今年は増えそうな予感。

 

翌2日に大阪移動、3日「林英哲新春コンサート」。

多くの方ご存知の通り、師匠の手指剥離骨折のためバチが握れず、急遽風雲の会と、スペシャルゲスト山下洋輔さんとでステージを務めることとなった。山下さんと風雲4名とのバトル的演出でやることになった「ボレロ」は、アクシデントから生まれたまたとない好機ととらえ一同大奮闘。我々のシャカリキな熱演は、山下さんの大海のごとく大きなピアノに受け入れられ、というか飲み込まれていった(苦笑)。貴重な機会を、ありがとうございました!

 

4日は唯一の休み(といっても一人稽古と楽器積み替えで終わった)。

5日に上京、たたらさん新澤さんとのリハを経て、6日「和っしょい」本番。

 

毎年この時期に開かれている日本の楽器・唄そして話芸で構成されるコンサート「和っしょい」

。今年は我ら[BOK・SUI]と、津軽三味線木乃下真市さん松橋礼香さん、そして神田京子さんの講談というラインナップ。

木乃下さんの津軽三味線夫婦デュオは、まさに一糸乱れぬユニゾンと、ため息が出るほどの繊細さ、超絶な技術と美しいハーモニーに、打ちのめされた。ただただ「凄い」の一言。舞台袖から、お二人の隙のない、磨き上げられた芸に釘付けだった。

一方我ら[BOK・SUI]は、デュオ演奏に加えゲストに新澤さんを迎え、40分の持ち時間の中に「タタールの砂」「きざし」とヘヴィな2曲を盛り込んだディープな内容で勝負。だいぶ力の入った硬い演奏になってしまったが、BOK・SUIらしいカラーは提示できたかなと思う。裏方メンバーに顔見知りが多くみんなタイトなスケジュールの中とても親身に取り組んでくれ、安心して舞台に上がれたことにも救われた。

BOK・SUIはまだまだ結成1年目、今年もいろいろ挑戦を重ね、熟成を深めていきたい。

 

打ち上げもそこそこにとんぼ返り、翌日朝イチから劇場に入り英哲・沼津公演の演奏風雲のみバージョン(苦笑)。

奮闘したよ(笑)。

こちらは4月に、師匠完全復帰で振替公演を行います。今回ご迷惑をおかけしましたことに深くお詫び申し上げますとともに、4月の公演を、どうぞお楽しみに!

 

…でようやっと通常営業に戻り教室もスタート。なかなかブログを書く手が進まぬうちに半月が経過。

先週末は、大好きな空間・甲府の桜座で40分ソロ演奏。

どソロ40分はなかなかハードな内容だったが、空間の素晴らしさに加え楽器のコンディションも良く、それほど疲れず気持ち良く演奏することができた。そう、完全ソロの公演も、今年はやりたいなぁ。

 

というわけで今週末は広島尾道で英哲公演、月末から3月中旬までは海外公演と続く。ボーッとしてるとあっという間に時が過ぎてしまいそうなので、春以降のライブ計画等をバタバタと進めております。あらためまして、本年も変わらぬご声援を、どうぞよろしくお願い申し上げます〜。

 


年の瀬、2018幕開けに向けて…

今年も残りわずかとなりました。

 

思えば、出来事の多い一年だった。

ようそろの解散、BOK・SUIの立ち上げ、稽古場リニューアル、K`s Pro.との出会いと作品づくり、ひと月に2度のロシア…

山あり谷ありだが、そこそこに忙しく、充実した一年だった。

きたる年の計画を練っていて、現時点で公表できるものはないのだけれど、いろんな意味で「挑戦」の多い一年になりそうだ。遠くの目標を見据えながら、しっかり地に足つけて目前のやるべきことを一つ一つ片付けていくという、当たり前の姿勢がなにより大切になってくるだろう。

最近何もかもふとした時に抜けてしまいがちなので、とにかくやりたいこと、やるべきこと、目指したいことをもれなく書き出しておこうと、裏紙にひたすらメモして愛用のバインダにとめている。

 

さて先週末に はせみきた教室全4クラスの、年末の合同稽古を開催。

現在下は3歳から上は70代までの参加者が一緒に太鼓を打つという光景は、なかなかに素晴らしい。(やる方はなかなかに大変である 笑)

会場の都合で朝一番から午前いっぱいの稽古だったが、あっという間の稽古会だった。

稽古後は軽く忘年会。年々生徒さんの中に芸達者な人が増えてきて、もはやプチライブパーティに近いものがある。

ひさびさに昼間から飲んで酔っ払ってしまい、ろくに一年の締めくくりもせずバラバラと解散してしまったが、今後のわが教室の運営の方向性や来年の目標も見えてきた。参加者皆さんと力を合わせて、「ウツラ」ならではのカラーを打ち出せていけたらと思う。

 

それでもって、今週はひたすら稽古・リハの日々。

来週・年明けて元旦から、沼津(清水町)〜大阪〜東京〜沼津とすべて内容の異なるコンサート・ライブが控えている。特に以下二本の公演の見どころを紹介!

 

 

<元旦 恒例「新春ライブ」>

清水町サントムーンにて、開店と同時に演奏開始という元旦恒例のヘヴィなお仕事(笑)。今年は小濱明人氏を迎えてのスペシャルなライブ。濃厚な邦楽器デュオサウンドで、元旦早々まったりお正月ムードを切り裂いて差し上げます!

 

<6日 新春邦楽コンサート「和っしょい」>

第7回目となるこのコンサートに[BOK・SUI]としてお声がけいただいた。そして対バンのお相手はなんと、木乃下真市さん。

約20年前、英哲師匠と尺八土井さん、そして木乃下さんの邦楽器トリオの演奏に初めて触れた時の衝撃は今も忘れない。圧倒的な熱量と超絶プレイの応酬。その後波いる津軽三味線大会のチャンピオンの中のチャンピオンに輝き文字通り「王者」である木乃下さんとご一緒できるとは!武者震いしてくる。BOK・SUIも満を持して、大曲「タタールの砂」「きざし」他をひっさげてゲスト新澤さんと臨む。チケット残り少なくなってきたようなので、お越しになりたい方は急いでお求めください。

 

 

…とこの大事な時に、先日ふとした瞬間に首の筋を違えてしまい激痛に襲われた。幸い演奏には大して影響はないことがわかり、痛みも徐々に和らいできているのでホッとしたが、急激な気温の低下で体調管理にはよほど気を使わなければと反省。。。皆様も重々お気遣いの程、健やかに新年を迎えられますように。

 


ゴルフ場にて、今年の演奏じまい

今年も残すところあと2週間。

早いものですな。

 

ご縁をいただき、先週と昨日2週連続で、ゴルフ場の従業員さん向けの忘年会で演奏をした。

ゴルフは全く無知でゴルフ場は完全に未知の世界。見るものいろいろが新鮮だった。

 

「眺めいいなぁ〜」当たり前か、山の中腹だし。

「ゴルフバッグがいっぱい(エントランス脇)」「カートが並んでる」「地面がコンクリじゃないぞ」「ホテルみたいなフロント」「レストランにバーカウンターまで」「フロもあるのか」「パーティルームに会議室…なんでもあるじゃん」

へぇ〜へぇ〜の、連続。

クラブハウスで働く人たちに加え、たくさんのキャディさん、そして広大な敷地を整備・保全する人たちがいるわけで。一つのゴルフ場でこんな大勢の人たちが働いているとは、全くの驚きであった。

 

そして、忘年会。

「乾杯、食事が始まる前に演奏を」という、珍しいパターン。クライアント側からこういう要請は、じつは少ない。

20分強の演奏だが、皆さんとても熱心に聴いてくれ、こちらも集中して、気持ちよく演奏させてもらった。

演奏は大好評で、演奏後は幅広い年齢層の女性から写真と握手を求められ、デレデレ〜。

 

先週は「ぜひ一緒に」と声かけていただいたその後の食事とお楽しみのビンゴ大会でハプニングが。

なんと、みんなが狙っていたビンゴ特賞「TDLペアチケット」を、当ててしまったのです。。。

これはシャレにならん、ということでチケットは返上+はせ賞追加ということでCD1枚献上してきた。こんなハズカシイ思いはもう勘弁、ということで昨日は早々に失礼した(笑)。

 

そんなわけで今年最後の演奏仕事、持てる力を出しきり運も使い果たして、大成功で終了しましたとさ。ちゃんちゃん♪

(一人現場で慌ただしく、例のごとく手元には写真は1枚もなし。残念)

 

 

さて年内はあと教室とリハーサル、そして楽器道具類のメンテと来年に向けての作戦練り。

来年は自分的に大掛かりな企画や挑戦を、幾つか打ち出したいなと計画中。できるかどうか、うまく回るかは未知数ですが、お楽しみに。

 

 


怒涛の公演月間4(終)

いやー、忙しかった。。。

 

9月後半から続いていた「怒涛の公演月間」の終盤が、あまりに目まぐるしく、途中レポートできず…

ようやっと、終わりました。

ということで、3週間分遡っての、レポートをば。

 

6日にモスクワから戻り、その週の金・土・日と連チャンで公演。

そして15日から今月2度目のロシア訪問でありました。

 

10日金曜は「英哲風雲の会」で学校公演。小田原市内の某小学校にて。相模湾を見下ろす小さな小学校の子ども達、とても熱心に演奏に聴き入ってくれた。今回は田代、辻との3人体制。

 

翌11日は、富士宮。

「第27回 織田信長サミット」のオープニングイベントに出演。富士宮市在住の書家・志村雅芳さんのライブパフォーマンスと太鼓が軸となり、舞、詩吟、尺八も交えたコラボレーションを展開するという、盛りだくさんな内容。

志村さんとはこれまでの数度の共演ですっかり打ち解け、気の置けない関係。そして尺八は、幼い頃からお母様の詩吟の会で歌付をされていたという土井啓輔さん。百戦錬磨の大先輩だ。

撮影禁止の現場だったので写真・映像がないのが残念だが、非常に密度の濃い、熱いコラボレーションとなった。志村さん・土井さんと「またきっとやりましょう」と固い握手を交わし、その足で奈良へ。

12日は奈良県国民文化祭関連イベント「NARA国際協力フェスティバル」にチーム英哲で出演。

韓国伝統芸能の巨匠・金徳洙さん率いる「サムルノリ」との、久々の共演。天理駅前の野外ステージでの「天請来雨」から始まり、それぞれのレパートリーを披露した後、合同作品「一鼓和楽」で共演。サムルノリの怒涛のリズムとエネルギッシュなパフォーマンスはやはり凄かった。我々の演奏も大いに熱が入った。

 

一息ついて、といきたいところだが、その間もなく冬の旅支度をして、ロシア・サンクトペテルブルグへ。

「国際文化フォーラム2017」今年は日本がテーマということで、幾つかの日本をテーマにした催しが前後して開催され、日本の文化庁長官らも当地を訪問していたらしい。

いかつい外観の建物に入るといきなり植物園があり、その2階に上がるとゴージャスな感じの劇場ホールが。

陸路で届いた楽器に欠品があり、他の楽器で対応。楽器はない時間はないコミュニケーションも取りづらいのなかなかシビれる現場を、スタッフ・出演者力を合わせて、なんとか乗り切りましたぜ(苦笑)。

着いて翌日仕込み&本番、終演後翌日午後には帰国の途につくというこれまでで最短の行程、観光ゼロ土産ゼロ、写真も数枚という恐ろしいロシアの旅であった。。。

 

…とここで「怒涛の公演月間」終了の予定であったが、2度目のロシア出発の直前に新たなお仕事が急遽決定。

それが、

 

「東京2020文化オリンピアードナイト」

 

開会まで1000日を切った東京オリンピックに向け、文化面、特に音楽シーンでも盛り上げていこうという趣旨のイベントで、ずらりと揃った豪華キャストに混じって演奏することになったのだ。

こんな仕事がこんな直前に決まるなんて、なんだかなと思ったりもするがそれはさておき(笑)、

太鼓は風雲・上田氏と2名で、

・ギター MIYAVI、ダンス 大前光市 両氏と「炎のランナー」

・ヴォーカル 鈴木瑛美子、高校生ダンサーと「We Will Rock You」

・サプライズゲスト「ゆず」と全出演者による「ワンダフルワールド」

に参加。全編マエストロ・岩村力 / 東京ニューシティフィルとの演奏、企画構成 宮本亜門。

東京駅前、行幸通りに特設ステージ組んでのイベント、客席数が限られておりごく限られた人しか参加できなかったようで(こうイベントこそたくさんの人が、通りすがりの人も含めてみんなで盛り上がれた方がいいのにと素人考え)残念だったが、各界の著名な人たちとの共演は、ワクワクしたしいろいろ学ぶこともあった。うん、楽しかった。

 

ということで、ようやっと「怒涛の公演月間」が幕を閉じました。

 

はぁー、おつかれ、ミキタくん。。。

そして、ここまで長々とレポート読んでくださった方も、おつかれ、でした♪

 

(写真は ゆず と一緒に「栄光の架橋」を熱唱する福島・宮城の高校生。バックステージから)

 

 


ロシア・モスクワレポート

昨日、ロシアより無事帰国。

モスクワには3泊という弾丸ツアーであったが、充実した旅だった。

 

旅の一行は、「英哲風雲の会」としてはせ、小泉、田代の3名、舞台監督F氏、今回の仕事を制作してくれた音楽事務所KAJIMOTOのスタッフAさんの5名。楽器は2月のナント〜9月のウクライナで使用した楽器がヨーロッパにそのまま置いてあるので、個人持ちの衣装・バチをスーツケースに詰めての軽装で、飛行機も成田〜モスクワの直行便という、これまでにない楽チンな旅でありました。

 

極寒とまではいかないが、さすがに寒い。外気は0度前後、時々雪もちらつく。外出時はセーターを着てコートを羽織る。

(写真左がコンサート会場「チャイコフスキー記念ホール」)

 

今回は、フランス・ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」での英哲&風雲のパフォーマンスを袖から見ていたロシアの有名なピアニスト、ボリス・ベルゾフスキーさんが、自身が深く関わっておられるロシア国内の民族音楽を中心とした演奏家たちのコンテスト&コンサートのゲストに招聘してくれ実現した。国内の仕事との兼ね合いもあり、我々風雲3名での出演が決定。

 

会場はモスクワの中心クレムリンからもほど近い「チャイコフスキー記念ホール」。師匠が1998年にソロコンサートを行ったといういわく付きのホールだ。

(チャイコフスキーホールの外に大きなポスター幕が。風雲の写真も)

ハコというより円形の感じの空間は開放感があり、会場全体で一つの空間を共有している感じがとても心地良かった。

「海外あるある」の、ホールの正面入り口から階段を登り客席を突っ切って…というなかなかにシブい搬入経路であったが、これまた「海外あるある」、非常に屈強なスタッフが搬入から大太鼓の組み上げまでを少ない人数でテキパキと手を貸してくれ、驚くほどスムーズに事が運んだ。

 

数日前から、ロシア全土より100近いグループが別会場で審査を受けており、そこで選ばれたアーティスト10数組と、数組のゲストミュージシャンによるガラコンサートが最終日に行われるというのが今回のイベントの趣旨。我々はガラコンサートのトリを務めることとなった。

さすが国土の超広大なロシア、バリエーションに富んだ民族音楽があるものだ。教会音楽、東欧の香りがするメロディ、モンゴル系の馬頭琴やホーミーの技法、口琴、中東よりのリズムなど…前日に覗いたコンテスト、そして当日のコンサートの前半は客席で、これらをたっぷりと堪能させてもらった。

 

さて我々の出番。

18時からの3時間にも及ぶコンサートのラストということで、すでに引き上げてしまったお客さんもポツポツいたようだが、我々の「宴」演奏後は客席も、バックステージのコンサート出演者たちも大盛り上がりの様子で、コンサート後は次から次へと記念撮影やらインタビューやら声をかけていただいた。審査員で現地におられたKAJIMOTOの社長さんも「ラ・フォル…」のプロデューサー・ルネさんも大喜びしてくれ、師匠不在のパフォーマンスであったがまずは役目を果たせたかなと、3人でひと安心。

 

今回出会った様々な音楽や、我々の演奏に向けられた周囲の反応を通して、我々のやっている、日本の太鼓の、そして林英哲の手がける音楽・パフォーマンスというものがいかに「特殊」なものかということを、あらためて実感できた。今回も「高い下駄」を履かせてもらっての演奏ではあったが、なんとかコケることなく、しっかりと履ききって見せられたのではと思う。

また一つ貴重な経験をさせていただいた。関係各位に、心より感謝。

 

何一つ土産物も買わずの旅となったが、空き時間に地下鉄に乗り、赤の広場やお土産街を歩くこともできた。

我々同様ゲストとして出演していたスウェーデンのグループのヴォーカリスト(とてもパワフルな歌声の女性)からCDをもらった。俺も持って行けばよかった。。。

 

        赤の広場

 

    地下鉄構内。とてもきれい。

 

  各地から来たグループ。衣装もさまざま

 

 

 



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太鼓奏者・はせ みきた

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