音の溢れる「ハコ」

早いもので、まもなく2017年折り返し。

あっという間だなぁー。

最近ブログの更新が月2くらいになってしまってるので、後半は頑張ろうと、思っております。。。

 

 

さて今月は、あちこちのライブハウスに顔を出した。

 

まずは1日、甲府「桜座」。

大好きなハコだ。

戦前に賑わった芝居小屋「桜座」を復活させようと、ガラス工場?を改装してできた空間は、高さのある空間の約半分がアクティングエリア、客席はひな壇状になった桟敷席。劇場に入る手前にも小規模ライブができるカフェスペースがある。

この日は「ヒカシュー」さんのライブを鑑賞。空間にぴったりのアヤシゲな音楽に浸り、異次元空間へのトリップを大いに楽しませていただいた。

ドラムの佐藤正治さんは三島出身。近いうちに三島稽古場を訪ねてくれると先の楽しみもできた。

 

 

続いて13日「神保町楽屋(らくや)」。

東京藝大での師匠の特別講義での演奏後に、邦楽器のライブがあるということで、下見も兼ねて寄り道。

津軽三味線福井さん、尺八小湊さん、太鼓鳴物美鳳さんによるユニット「三蕊(さんずい)」の10周年ライブで、会場は立ち見も出るほどの大盛況。

かなりコンパクトなステージではあったが、美鳳さんの音量調節が素晴らしく、楽曲のリズム構成のよさ、キャッチーなメロディが光りご機嫌なライブだった。そして3人ともMCが上手い!欲を言うともう少し個々のソロプレイがフィーチャーされる場面を見たかったな…。

音楽と、それを楽しむ空間を愛するオーナーさん、スタッフさんの心意気と腕の良さが伝わってくる小屋だった。(写真撮り忘れた…)

 

 

そして25ー26の二日間は、「女子シングル自由形ピヤノ弾き語り」鈴木亜紀さんと、福井の旅。

福井市・北ノ庄クラシックスと、越前市・ラグタイムクラシックスの2days。

「青い馬」「クラゲの二人」と、新たに2曲の亜紀楽曲に挑戦。亜紀さんのコラム(鈴木亜紀ホームページで読めます)を語りの題材に使った拙作「Turtle`s Dream」もなかなかの好評で、よかった〜!

ラグタイムクラシックス(上写真)は、以前の店名「武生クラシックス」時代にかりんさんとツアーに来ている。コンパクトだが、蔵を改装した味のある空間は楽屋も含めて非常に居心地がいい。古い街並みが残るこの一角に、温かみのある灯りとゴキゲンな音楽が漏れ出ている…そんな映画の1コマのような様子をイメージしてみるが、太鼓じゃいささか近所迷惑だったかな(苦笑)。ご近所の皆様、お騒がせしました。。。

 

 

ハコには、そこを運営する人、利用(演奏)する人、そして訪れるお客さんたちの思いが、詰まっていく。

今月訪れたハコ、どこも本当に素敵だった。

そして今月、我が箱根稽古場も、完成!!

 

まだまだこれから日々カスタマイズを重ね、使いやすい空間にしていくのだが、

生徒、仲間、共演者…多くの人が集い、音と想いを染み込ませ、共に空間を育てていってほしいなと、願っている。

(下写真は、24日亜紀さんとのリハ後、稽古場付近からの富士山)

 

 

 


はせ・スズキ・小濱トリオ

このところモーレツに暑くなったりまた急に肌寒いほど涼しくなったりと、体調管理が難しいですな。

皆様いかがお過ごしですか?

 

さて先日の日曜は横浜市内で、女子シングル自由形ピヤノ弾き語・鈴木亜紀さんと、尺八・小濱明人さんとのトリオでクローズドのライブであった。

会場はなんとマンション!不肖はせみきた、マンションでの演奏は初めて(マンション併設の小劇場に断られたことならある)。

大丈夫とは聞いているが、ゼッタイ苦情きますよきても知りませんよとドキドキしながら、青空が広がり絶好の行楽日和の朝、湘南海岸を抜け江ノ島〜鎌倉のバリバリリゾートエリアを経由して、いざヨコハマへ。。。

 

着くとそこは巨大な、そしてお洒落〜なマンション群。その一角にパブリックスペースを集めた特別棟があり、その5階にバーカウンターを備えたラウンジホール的な空間が。客船「飛鳥供廚離薀Ε鵐犬鰈牌覆箸気擦襦出た、白いグランドピアノ!(笑)

ありがたいことに音量のことは気にせず演奏できそうだ。

そうとなれば、ピアノが白だろうが黒だろうが、モニタースピーカーを置いてる台が大理石調の小テーブルだろうが、楽屋が本格的カラオケルームだろうが(笑)、我々はいつもの音楽を届けるのみ。さあ準備準備!

 

ここでは住民の福利厚生を目的に月1階とか定期的に音楽会などを開催しているらしく、主催の皆さん実に手際がいい。音響担当さんも「素人で…」と恐縮されながら一生懸命我々のリクエストに答えてくださった。

ご来場された80名ほどのお客様方もライブの楽しみ方をよくご存知というか、興味深く、時にはノリノリで我々の音楽に浸り楽しんでくださっていたようだ。

このライブ開催にご尽力下さった「のな」さんの飛び入り熱唱あり、助っ人として同行した我が太鼓教室のベテラン練習生Mさんの参加もあって、『和洋折衷ちゃっきり祭り(当日知ったタイトル)』は大いに盛り上がり、あっという間に終了。

いやー楽しかった!

 

このトリオのユニット、実を申せば、明確なビジョンを持ってスタートしたというわけではない。

自分が以前から半ば鈴木亜紀さんの「ファン」で、いつかっしょに音を出してみたい、という淡い期待を、移動中の車の中でボソッと小濱氏に打ち明けたことがきっかけで、幸運にも良いタイミングが重なって、あれよあれよと言う間に成り行きで「じゃあ3人で一度ライブやってみようか」と決まったのが一昨年の秋。年明けの「はせみきた×鈴木亜紀ジョイントライブ(ゲスト小濱明人)」の後、秋には東北をツアーして回り、お互いの音楽やら人柄やらいろいろと理解を深めることができた。

 

一見なんとも不思議な取り合わせのようであるが、どんな曲でもフラメンコ調にしてしまう(本人談)亜紀さんの内部(根底)には実は脈々と「和」の血が流れており、曲の題材や表現の言い回しはとても独特かつ日本的だと思う。楽器やコードやグルーヴということを超越した部分で、描こうとしているものは意外にも遠くないし、太鼓も尺八も、スズキアキの世界にとても「しっくりくる」と思う。いや正確に言うと、「はせみきたの太鼓と、小濱明人の尺八が」である!(こういうのをジガジサンという)

自分については「そうでありたい」という望みが大であるけれども、小濱氏と亜紀さんのデュオを客観的に聴いていると、本当にずっと以前からこのサウンドが存在していたのではと思うくらい、互いがいきいきと音を奏で、見事に調和していると感じるのだ。

 

これから先、もっともっとこのトリオの世界観を広げ深め、多くの人に触れてもらう機会を作りたいなと、思う。

 

 

さてさて、いよいよ梅雨が近づいてきているようだ。稽古場の外装工事は先月下旬で完了。現在日々コツコツと、内装工事を進めている。鏡を取り付け、壁面・天井に吸音素材を張り、棚を作り…と、まだまだやることだらけだ。今月中にはなんとか形にして、新稽古場での稽古を開始したいところだ。

さあ、今日も頑張りましょー!

(写真はヨコハマライブの終わりに、太鼓と、白いグランドピアノと)

 

 

 


BOKSUI丸、出航〜!

BOK・SUI立ち上げライブ、おかげさまでたくさんのお客様にご来場いただき、終了しました。

ありがとうございました。

 

終演後は、次回の早期開催を望む声、今後への期待を込めた激励の言葉を多く投げかけていただき、新たな展望が開き始めた手応えを感じることができた。

個人的には、思った以上に気負っていたのだなとステージに上がってから気づき、手は回らないわ足はつるわ、未だ続く花粉症の影響で鼻水は止まらないわ、集中力を持続することに多大なエネルギーを消費してしまい、帰宅して時が経つにつれ多くの反省と悔しさがこみ上げてくるが、今日のことを忘れず、次回へのステップアップのバネとして生かしていかねばと思う。

 

いつもの常連さんに見守られ、加えて北は岩手から駆けつけてくださった方、南は沖縄からお祝いの言葉とプレゼントを仲間に託してくださった方など、本当に多くの方の応援に支えられていることを、改めて実感。感激でした。皆様ありがとうございました。

 

次回ライブを、企画します![BOK・SUI]の、今後の展開に、乞うご期待!

 

 


[BOK・SUI]ライブ、迫る

 

あっという間のゴールデンウィークでしたな・・・。

 

昨年に引き続き、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に出演。

今回は風雲の会として「モノプリズム」一曲に渾身を込めて参加。

期間中はいろいろ気になる公演を見に行って新たなアイデアが生まれたり、GW最終日には地元沼津での落語の公演に足を運んだり(柳家喬太郎さん、最高だった!)と、仕事しながらもたっぷり充電、充実した日々であった。

その間も大工さんはせっせと稽古場建設作業を続行。5月中には完成か。ドキドキ。

 

 

さあそして次なるライブはいよいよ、

新ユニット[BOK・SUI]立ち上げライブ!

 

昨日は、たたらさんとのリハ。

スタジオを6時間押さえていたのだが、トントンと順調にリハが進み、正味4時間ほどで終了。

いつになく写真を撮る余裕までありました(笑)。

少々ネタバラシになりますが…

今度のライブ、楽曲のラインナップも曲中も、緩急とメリハリに富んだ内容となりそうだ。

アドリブで攻めるシーンももちろんあるが、二人とも「つくりこみ」の好きな質なので、作品としての完成度も高いものになるよう、取り組んでいる。

ライブ中、お客様が「お!」って思ったり、「ハッ」としたり、前のめりになったりのけぞったりしそうな「仕掛け」をちょいちょい盛り込んだ…つもりである。

東西ヨーロッパの匂いがする曲、神隠しをテーマにした曲、異世界に誘う曲…

BOKSUIワールドを、共に旅しましょう。

 

5月14日(日)

南青山MANDALA

13:00スタート

詳細は コチラ


「森本バレエ」共演

さる4月30日、静岡の「森本バレエ」さんの発表会に出演。

 

第3部の、新作コンテンポラリーダンス作品「カレイドスコープ」の中のワンシーンで、大太鼓の生演奏でダンサーさんとコラボ。

 

もともと自分のCDに収録されている「空穿ちて道ひらく」の音源で振り付けが完成されているので、ほぼその音源通りに演奏しなければならない。アドリブ要素の多い太鼓演奏で、これはなかなかに大変なことでして。。。キンチョーした!

 

舞台奥の山台にのぼり、ひたひたと演奏がスタート。他の演者に完全に背を向けた状態での演奏というのはいつもと同じと言えば同じだが、彼らは音を発しない。かろうじて感じる、呼吸や、床とシューズの摩擦音、動きによって生じる空気の揺れなど…まさに「気配」だけを頼りに、彼らの存在と「気」を感じながら音を紡いていくという作業は、ものすごい集中力を要した。でも逆に途中からは、そんな微かなものから感じる彼らのパワーに後押しされ、流れに身をまかせるように、自分の演奏に没頭できた。

これまでにない感覚を味わえた、濃い8分間だった。

 

大太鼓曲半ばでは、森本京子さんとのデュオ。

京子さんの踊りは、凄い。

あの華奢な両腕が広げられ、ゆっくりと弧を描いているだけで、舞台上の、いや劇場中の空気が、掻き回されるのがわかる。

このデュオシーンのみ、アドリブが許される。その場で生まれる音に、京子さんが即座に反応してくれるのだ。

 

今回は急きょの出演だったため、他のシーンでの共演はテクニカル面の問題もあり今回は見送り。その代わりに、夏の日本平野外劇場での公演の作品作りに参加、再度共演させていただくことになった。夏には、より濃密に太鼓とダンスが絡み合った作品を作れそうだ。今から本当に楽しみ。

 

3歳くらいの子供から、子育てがひと段落し再び大好きなバレエに戻ってきた大人の方達まで、みんながそれぞれの想いとともに、晴れの舞台に立ちスポットライトを浴びながら無心に踊る姿は、一人一人皆素敵だった。充実した時間でした。感謝。


山仕事。

来週から、いよいよ新稽古場の棟上げ・工事が始まる。

その前に、長いことほったらかしにしていた敷地内の藪をきれいにしようと、この数日、やらねばならん稽古も後回しにして鎌鉈鋸電動鋸熊手(カマ・ナタ・ノコ・でんどうノコ・クマデ)フル動員で、山仕事してました。。。

いやー、しんどいわ!でも気持ちいい!いろんな意味での心のリセットにもなった気がする。

昨日一通りの作業が終了。

写真撮ったのだけど、本人的に「超キレイになって、スッキリ!」なのに、その気持ちが全然伝わらない感じなので、載せません(苦笑)。

 

さて今週末は、静岡市と三島市で教室を展開している「森本バレエ」さんの発表会に、出演する。

数年前から、いろいろなご縁でちょくちょく関わらせていただいてたのだが、今回、急きょ初共演が決まった。

森本京子先生と、生徒さん達によるコンテンポラリーダンス作品「カレイドスコープ」の中で、大太鼓を生演奏する。

先生の踊りは超キレキレでめちゃくちゃかっこいい。生徒さん達、ゲストの男性ダンサーさんも参加で、壮大なスケールの作品に仕上がりそうだ。30日日曜日、静岡市民文化会館にて。

 

他にも書き留めておきたいことが幾つかあるのだが、今日一日みっちり個人稽古しなければならない案件が溜まりに溜まってるので、今回はこれにて。


乞うご期待!

月一で指導に行っている、古巣・沼津黄瀬川太鼓。

子ども達の太鼓熱、只今絶賛上昇中である。面白いものだ。このひと月の間に年度をまたいで学年が一つ上がり、本番を一つこなしてきただけで、多くの子に見違えるほどの成長が見られた。まさに「刮目して見るべし」である。

(写真は練習後の反省会の様子)

いろんなタイミングがうまく重なり、個々に心の変化が生まれ、全体の「気運」として良い方向に高まりつつある。沼津市近辺の皆さん、今年の黄瀬川太鼓はアツいですぞ。乞うご期待。

 

先週は、さる企業の周年記念パーティーで演奏。ソロと、篠笛・朱鷺たたらさんとのデュオ、さらにギター・佐藤誠さんも加わってのトリオと、バリエーションに富んだステージとなった。佐藤さんとの初共演、スパニッシュな香りの強いたたらさんのオリジナル曲で大いに盛り上がった。いやー楽しかった!

品川プリンスの豪華な食事にありついたり、同郷の芸人・トータルテンボスさんに遭遇したりと、うれしいオプションもついた。ちなみにアフロでない方の大村氏は、実は高校の同期。俺は文系彼は理系で同じクラスにはならなかったのだが、「えー、あの(陸上で)長距離やってたハセかぁー!」と、同じグランドでハンドボールやってた大村氏が驚いていた(笑)。

朱鷺たたらさんとは、新ユニット[BOK・SUI]を立ち上げ、来月南青山MANDALAでのライブが控えている。こちらも乞うご期待。

 →詳細はコチラ

 

さて、以前からちょいちょい話のネタにしてきた、箱根の麓の我が稽古場であるが、いよいよ建て替え工事がスタート。

現稽古場の床の傾きが尋常でないレベルになってきている。新稽古場の完成まで、なんとか持ちこたえてくれ〜。

横に一間伸びて一回り大きくなる新稽古場。みなさまには大して興味のないこととは思いますが、俺的には今年No.1の「乞うご期待」である。

 

 

以上、アゲアゲの情報3連発の後に、私的なネガティブ情報を一つ。

どうやら「花粉症」発症のようで。

鼻の奥が激烈にかゆい。息苦しくて眠りが浅い。たまに猛烈に目が痒い。。。

今のところ市販の薬と鼻スースー飴ちゃんで凌いでいるが、来週病院行きだなこりゃ。

あーあ、ついにデビューか…。

 

 

というわけで、新年度に入り活動体制も体質も一部変わりました「はせみきた」でありますが、今後の進化を、「刮目」してご覧あれ。

 

乞うご期待!


ご報告

昨日は大変おめでたい報告をしたが、本日はちと寂しい報告をば。

 

 

本年度いっぱいをもちまして、岡田寛行との太鼓デュオ「ようそろ」は、解散します。

 

 

これまで16年間、ご支援を賜りました多くの方々と、ご声援を送ってくださった皆様に、心より御礼申し上げます。

長年航海を続けてきた「ようそろ」という船を降りるのは一抹の寂しさを覚えますが、これからは はせみきた 岡田寛行 ともに一太鼓奏者として、各々の目指す方向へ向かって進んでまいります。

「ようそろ」に愛着を持ってくださっていた皆様におかれましては、今後の個々の活動にご期待いただくとともに、変わらぬ叱咤激励を賜れれば幸いに存じます。

 

16年間 本当にどうもありがとうございました。

 

 

はせ みきた

 

 


師匠林英哲、松尾芸能賞大賞受賞

今日はタイコ担がず、スーツ担いで東京へ。

向かうは、帝国ホテル。

 

我が師匠・林英哲が、「第38回松尾芸能賞」の「大賞」を受賞、その授賞式に出席させていただいた。

 

郷土芸能から伝統芸能、映画やテレビに至る幅広い分野にわたり、演者・クリエーター・裏方さんまで含めた「芸能」に携わる関係者の中から、特に優れた活動をしている人・団体を表彰している「松尾芸能賞」。

これまでの大賞受賞者は、第1回の杉良太郎から先代の市川團十郎、森光子、舟木一夫、蜷川幸雄、仲代達矢、北島三郎、山田洋次、花柳壽輔…と、各界の錚々たる面々(敬称略)。その中でなんと、楽器奏者としては今回師匠が初の大賞受賞者となった。

 

表彰の前に、師匠の生い立ちとこれまでの活動をまとめた映像が流れ(俺は舞台袖にいたので映像は見られず、ナレーションに耳を傾けるのみだったが)、その後師匠登壇。すでに感極まった様子で、表彰を受けた後の挨拶では声が震えていた。本当に、本当に素晴らしい挨拶だった。

 

新人賞の遠藤千晶さん、優秀賞の堀内孝雄さんに続き、芸披露。会場の事情で大太鼓演奏がNGで、一尺八寸の宮太鼓1台で「太鼓打つ子ら」を披露。我々風雲は、いつものように声とモーションで背景となった。うたい、空を打ちながら、これまでのいろいろな出来事、語り聞かされた話が次々とよぎり、こみ上げてきた。

 

 

数々の出会い、別れ、分岐点、壁、追い風向かい風の中で

研ぎ澄まし、磨き上げ、追い込み、壊し、育て、生み続けてこられた

その足跡を

昨年の芸道45周年→本年のソロ35周年というこのタイミングで、「賞」という一つの形として

社会に評価された。

 

よかった、本当によかった!

 

 

林英哲の弟子であることを、心から誇りに思う。

同時に「お前は何をしとるんじゃ!」と、自分のケツを思いっきりひっぱたいてやりたい気持ちで、一杯である。

パーティー後河岸を変え、師匠を囲んで飲んだドイツビールの旨さと苦さが、やけにいつまでも舌に残りつつ、帰路に着いた。

 

 

 


福島・広島

あの日から6年。

今日という日は、特別な思いが胸に宿る。

自分と「東北」とのご縁の多くは震災後につながったもので、直後から1年おきくらいのペースで被災地の様子を垣間見ている。

訪れる度に、彼の地から元気をもらって帰ってくるばかりで何の力にもなれていないのであるが、わずかばかりでも活気を起こし、一人でも二人でも感動を与えることができていたら、嬉しいなと思う。

 

 

さて、感動を覚えるといえば、子どもが無心に太鼓に打ち込む姿には、文句なしに心が揺さぶられる。

先日訪れた福島いわきでも、広島東城・尾道でも、子ども達のがんばりが多くの観衆を魅了していた。

いわきでは、子どもから大人まで地元の太鼓打ちの方々が舞台袖で見守る中、はせ・小泉謙一・山田路子というありそうでなかったトリオでゲストステージを務めさせていただいた。

広島は、東城・尾道それぞれの子ども達が取り組んだ『千の海響』の発表の場をサポートするとともに、師匠の「故郷に錦を」飾る場面にも立ち会わせていただいた。

 

 

そして、来週の福島・相馬&南相馬への訪問で、長きに渡った旅の連続が、一区切りとなる。

真言宗豊山派の僧侶の方々との、復興祈願の旅。

すべての旅への感謝の気持を持って、行ってきます。

 

(2017.3.11 稽古場へ向かう一本道にて)

 

 



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太鼓奏者・はせ みきた

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