日本人の特性について

 

「緊急事態宣言」が延長された。

心もフトコロも辛いが、なんとか踏ん張るしかない。

 

総理会見をしばらく見ていたが、途中で消した。答えに窮している様子がちょくちょくあり、見ていられなかったというか。

過去に経験したことがないような困難に直面している中、一国のリーダーとして発するひと言ひと言の重み、プレッシャーと戦うのは、並大抵のことではないだろう。

安倍さんの肩を持つ気はさらさら無いが。

 

その会見中の発言。

「夜の街の人通り、駅の改札を通る人の動き等、9割近く減っているデータもございます、罰則を持たない要請に対して、そこまでのご協力をいただいているわけでございます」と。

海外から見ても、拘束力の弱い自粛要請に対し粛々と従う(協力する)日本人の姿勢には、驚きを感じる人は多いらしい。

これはすごいことのようだ。

すごいことのようだが…

俺はちょっと「怖い」。

 

SNSの投稿など見ていると、

「ジョギングするにもマスクを着用するのが常識だと言われた」とか、「人気の少ない河川敷で楽器の練習をしてたら白い目で見られた」というような話が載っている。

いや、今は「用心に越したことはない」というのはよくわかりますよ。

それと、都会と地方との事情の違いなんかもあると思いますよ。

でも…

 

 

どうやら、我々日本人には、

「規律(ルールとイコールではない)をきっちり守る、常識を重んじる」という特性と、「一つの『道』を、とことん突き詰める」という特性があるようだ。

これは例えば、震災時にも列を乱さずきちんと並んで物資をうけとるとか、宮大工や工芸職人の技の極め方とか、柔・剣・書・花・茶(太鼓も?)などが『道』として精神面も含めて受け継がれていくこととかでは、素晴らしい一面を見せる。

だがこれに加え、我々には「同調志向」という特性もある。「これはこういうもんでしょ?」「こうが当たり前よね」「みんなそうしてるし」的な。

周りの人と同じであることを望む、周りに同じであることを求める。

前者のストイックな一面と、後者の同調志向が合わさると、ちょっと怖いことになりませんか?

 

ある本で読んだのだが、太平洋戦争で日本がどうしようもないところまで泥沼に落ち込んでいったのは、「中流階級」と呼ばれる国民層が、上層が示す姿勢をストイックに実践し、同調を促す姿勢が「監視」となって互いを見張るようになり、最後には命をかけた「ガマン大会」状態になってしまったからだという考えがあるらしい。

 

気がつくと今の状況、少し似てやしませんか?

ウイルスとともに「欲しがりません勝つまでは」的な思考が、世の中に蔓延し始めてやしませんか?

 

 

俺たちはいま、自分の欲求よりも家族の、社会の安全を優先して行動するべきだとは思う。「三密」その他の指標と照らし合わせて、行動すべきだとも思う。

でも、その指標を上回るような厳しさを、他者にまで求めるのはいかがなものか?

 

 

これからきっと俺たちのような業種は、おそらく最後まで「自粛」を求められる分野だろうと思う。

当たり前にウイルスは怖い。感染るのも、感染すのも怖い。

社会全体の情勢をしっかり見つめながら、それでも、最後は「自分で判断する」意思を、保ちたいものだ。

 


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太鼓奏者・はせ みきた

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