英哲カナダツアーレポート その2

英哲カナダツアーレポートその2。

といっても現在既に帰国の途に着く飛行機を待つ空港ロビー。昨夜から書き始めて、やっとなんとかまとめましたぜぃ。

 

旅の後半は体調も通常に戻り、元気いっぱい2本のコンサートに3本のワークショップ、「Japan Festival」の出演をバッチリこなすことができた。

 

さて、前回の続きからとなると、オタワですな。

着いて早々、大使館の医務室にご厄介になり、日本人の医務官の先生に診ていただいた。すでに復調の兆しが見えてきていたのだが、やはり日本語で的確に症状を伝え、それに日本語で丁寧に所見をうかがえるというのは、大きな安心につながった。薬も処方してもらい、それを飲みつつみるみるうちに回復。ありがとうございました!

 

ようやっと付近を散策したりする気力も湧いてきて、ホテルからほど近い国会議事堂へ。

夏の間、週末にはこの議事堂の背後の川から花火が打ち上げられる(花火のコンペティション?)そうで、夜になると多くの人が花火見物に来ていた。

 

郵便ポスト。カラフルでかわいい。

 

今回のツアーは、カナダの各都市で公演と、現地の太鼓愛好家の方たちを対象にしたワークショップをおこなった。

アメリカのTAIKOシーンの熱さはかねてより知っていたが、元我が教室生のKさん率いるKingsDonTaikoを除いてはカナダの太鼓チームとの交流はこれまでなく、これまたやはりたくさんのチームがカナダ国内にあることを今回知り、驚いた。太鼓が広まった経緯もアメリカとは若干異なっていて、その「芸風」にも違いがあって面白い。

オタワの音和(OTOWA)太鼓はかなり歴史が深く、80オーバーの男性がチームを長年引っ張ってこられている。御諏訪太鼓系の演奏スタイルをきちんと丁寧に守ってこられている演奏ぶりは、とても素敵だった。良くも悪くも、「声の限り、力の限り」エネルギー大爆発の絶叫パフォーマンスが日本でも海外でも全盛になりつつあるいま、彼らの演奏はむしろ新鮮で心地よかった。

ちなみに音和太鼓さんの練習場は体育施設の中にあり、稽古場の窓からアイスホッケーを楽しむ人々の姿が見えた。

 

そして最終地・トロント。

 

トロントには1週間近い滞在となり、空き時間もそこそこあったので、バスや地下鉄にも乗って市内散策を楽しんだ(ほぼほぼ観光ガイド通りのスポット巡りだけど)。

ディスティラリー地区。昔のウイスキー醸造所などの建物を再開発したお洒落なお買い物エリア。

カナダは昨年が建国150周年だったそうだが、煉瓦造りの建物が多いので、家でも商店でもビルでも、築100年越えはざらに現役で使用されている。

ジャズの殿堂とも言われているらしい「MASSEY HALL」。現在は改築中。

トロント市庁舎。師匠は42年前、出来たばかりのこの市庁舎前で演奏したそうだ。

カナダはモザイク文化と言われるが、トロント市内でも「チャイナタウン」「コリアンタウン」「リトルイタリー」などエリアごと個性がはっきりしていて、そのエリアに入ると道路標識まで変わったりする。

コリアタウン。

チャイナタウン。(写真中央辺りの「基本髪」という看板が気になる)

 

特に気に入ったのが「ケンジントンマーケット」。

古着屋、雑貨屋、各国料理のレストランなどがひしめき合い、所々でストリートミュージシャンが演奏してたりダラダラしてたり。雑多な感じがすごくいい。

金箔アイス⁉

 

 

ツアー最後の演奏仕事は、トロントの隣の市・ミシサガで行われた「Japan Festival」出演。

2日間で数万人の動員を誇る、北米でも有数の「日本イベント」だそうだ。

数日前から天気予報があまり芳しくなく、当日夕方から雨の予報。午後1時からイベントが始まり、まずはトロントの老舗チーム「永田社中」のパフォーマンス。だんだんと空が暗くなり、ポツポツと冷たいものが。

いよいよ我々のステージ。1曲目「三ツ舞」の冒頭、師匠がドラを打ち出した途端、一気に雨脚が強まり、その後はほぼ「土砂降り」。ステージ上に屋根はあるが、割と風が強めで上手側の俺と田代は完全にビショ濡れ。太鼓を打つたびに皮面から飛沫が上がる始末。

それでも屋根のないオープンスペースでお客さんたちが我々の演奏を見守っている。こちらもやめるわけにいかず2曲目「海の豊饒」まで予定通りバッチリやりきりました。締めは「千の海響」を「永田社中」と共演。悪天候の中客席もステージ上も、大いに盛り上がりましたぜ。

日本に戻すための楽器のパッキングを半分はトラックの中で行う。ドライバーのユーリさんが陽気なオッサンで、妙なテンションで梱包作業が進んだ。そして全ての楽器を完パケしトラックへの積み込みを完成させた頃には、キレイに雨も止み青空も見え始めた、とさ。メデタシメデタシ。

 

 

日系文化会館(JCCC)にて行われた最終コンサートとワークショップについてのレポートは、回を改めて次回に。


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太鼓奏者・はせ みきた

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