師匠林英哲、松尾芸能賞大賞受賞

今日はタイコ担がず、スーツ担いで東京へ。

向かうは、帝国ホテル。

 

我が師匠・林英哲が、「第38回松尾芸能賞」の「大賞」を受賞、その授賞式に出席させていただいた。

 

郷土芸能から伝統芸能、映画やテレビに至る幅広い分野にわたり、演者・クリエーター・裏方さんまで含めた「芸能」に携わる関係者の中から、特に優れた活動をしている人・団体を表彰している「松尾芸能賞」。

これまでの大賞受賞者は、第1回の杉良太郎から先代の市川團十郎、森光子、舟木一夫、蜷川幸雄、仲代達矢、北島三郎、山田洋次、花柳壽輔…と、各界の錚々たる面々(敬称略)。その中でなんと、楽器奏者としては今回師匠が初の大賞受賞者となった。

 

表彰の前に、師匠の生い立ちとこれまでの活動をまとめた映像が流れ(俺は舞台袖にいたので映像は見られず、ナレーションに耳を傾けるのみだったが)、その後師匠登壇。すでに感極まった様子で、表彰を受けた後の挨拶では声が震えていた。本当に、本当に素晴らしい挨拶だった。

 

新人賞の遠藤千晶さん、優秀賞の堀内孝雄さんに続き、芸披露。会場の事情で大太鼓演奏がNGで、一尺八寸の宮太鼓1台で「太鼓打つ子ら」を披露。我々風雲は、いつものように声とモーションで背景となった。うたい、空を打ちながら、これまでのいろいろな出来事、語り聞かされた話が次々とよぎり、こみ上げてきた。

 

 

数々の出会い、別れ、分岐点、壁、追い風向かい風の中で

研ぎ澄まし、磨き上げ、追い込み、壊し、育て、生み続けてこられた

その足跡を

昨年の芸道45周年→本年のソロ35周年というこのタイミングで、「賞」という一つの形として

社会に評価された。

 

よかった、本当によかった!

 

 

林英哲の弟子であることを、心から誇りに思う。

同時に「お前は何をしとるんじゃ!」と、自分のケツを思いっきりひっぱたいてやりたい気持ちで、一杯である。

パーティー後河岸を変え、師匠を囲んで飲んだドイツビールの旨さと苦さが、やけにいつまでも舌に残りつつ、帰路に着いた。

 

 

 


審査(其の壱)


明日から、怒濤の英哲沖縄公演(二泊三日)だ。


先日の記事でも書いたが、僕の教え子・片岡亮太が、御殿場で行われる太鼓イベント『富士山太鼓まつり』の「一人打ちコンテスト」に出場した。

本年は全国各地から70数名がエントリーし、7月27日に予選、翌28日に本選が行われた。
亮太の結果は、残念ながら予選落ち。
だが、彼はこのコンテストへの挑戦を決め僕のレッスンを受け自分と向き合う多くの時間を通して、貴重な経験を積んだようだ。

彼自身のブログの中で、その思いが記されている。
僕のことをずいぶん持ち上げてくれていて気恥ずかしいが、彼の率直な思いに触れ胸が熱くなると同時に、心から嬉しく思う。


第三者の表現について「善し悪し」のジャッジをするということは、ある意味非常に簡単なことかも知れないが、ある意味では非常に難しく、怖いことである。

今回、亮太を通してコンテストの概要が記された資料を見て、そこに記されている「審査の基準」に目を通し、また当日審査員の顔ぶれを見、実際の参加者たちの演奏に触れて
「う〜ん。。。。」
と唸ってしまう自分がいた。
(これについては後日詳しく述べたいと思う。決して否定的な訳ではない。異は唱えるが。)

僕自身が太鼓という媒体を通して表現することに見いだす価値観と、この大会で求められる価値(そしてそれは、世間一般の人々が太鼓に求める価値(魅力)と、どのくらい一致しているのだろうか?)との間に、かなりの開きがあるのを感じたのである。


実は、自分自身の表現という見地から言えば、ここに述べている「違い」というのは、正直どうでもいいことだと思っている。
ではなぜこんなことにくどくこだわっているかというと・・・

今月末、関東地区の高校生の太鼓コンテスト的なイベントで、審査員を仰せつかっている。
公の場で、ジャッジをする立場となるのだ。(つづく)



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太鼓奏者・はせ みきた

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