災害の生んだ再会

(珍しく演奏や太鼓活動とはまったく関係のない投稿でありますが…)

 

 さきの台風15号は、夏の終わりに伊豆〜神奈川〜千葉・茨城と広域にわたって大きな傷痕を残していった。

 誕生日が一緒の盟友・MaL(Breath奏者)さんが印西市在住で、隣町の佐倉市の知り合いの農家さんの敷地内の倒木処理に通っているSNS投稿を読み、わずかでもお役に立てるならと、先日1日だけお手伝いに行ってきた。

 朝7時から夜7時まできっちり12時間、初めて使うチェーンソー片手に林に入り、倒れた杉の木、折れ曲がった竹を切り、整理していく。がっつり肉体労働、情けないくらい全身バッキバキになったが、ひさびさ会ったMaLさんと初めて会った農家のUさんと、仕事の合間に冗談交じり(ばかり)でいっぱい話し、いっぱい笑った。めちゃくちゃ疲れたが、行って良かった。心から「有意義」と思える1日だった。 

 

さて、私はどこでしょう?

ここでーす

 

 千葉県では、今度の台風による農業被害が、東日本大震災の時を上回る巨額となるらしい。農業、酪農従事者の中には、これを機に廃業を決める(追い込まれる)方が相当数に及ぶかも知れないそうだ。生産に向け再び立ち直るためには、国や公的な「支援」というのが不可欠になってくるのかなと思う。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

 少し話が逸れるが、最近、災害が起きたときに限らず多くの政治的に解決困難な出来事に際して「○○に寄り添って」という言葉をとても頻繁に耳にする。近年の政治の世界で(昔からかも知れないが)、スローガンやキャッチフレーズのようなものが盛んに謳われていて、それらは時に中身を伴わず、あるいは響きは良いのだが漠然としすぎてなんだがよくわからない気がするのだが、個人的にはこの「○○に寄り添って」という言葉は、お願いだから、軽々に口にしないでほしい。その言葉が「しらじらしい」と受け取れてしまった瞬間、放たれた言葉は無益などころか害になる。足元の土が泥となり、踏み出す一歩が重く重く感じられるように思うのだ。決して「政界のトレンド」的なノリで決意を伴わずに放たれて良い言葉ではないと思う。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

 天災というのは起こる場所もその規模もいつも想定外だ。大災害への備えとして最も必要なのは、高い壁よりも壊れない家よりも、まずは自分と家族の身を守り生かすための最低限の装備、そして「想定外のものが来る、想定外のことになる」という心の準備(覚悟)だなと思う。そして、見るも無残な光景を目のあたりにして、途方にくれる我が身を奮い立たせ再興への一歩を踏み出す原動力となるのは、やはり「一緒にやろうぜ!」というマンパワー、これが一番なのだなとあらためて実感した。人並みの体力くらいしか持ち合わせているものはないが、今回できたご縁を機に、多少なりとも役に立てそうなことがあれば、折を見て再び足を運びたいと思っている。

 

 

 そうそう、MaLさんとひさびさ再会できたのは良かったが、やっぱりステージの上で相見えたいものだ。

 


「胸中山水」熱すぎる!

[BOK・SUI]のライブが今週末に迫ってきた。

昨日はそのリハ。

 

夏のような晴天だが適度に風が涼しく、外は非常に気持ちのよい箱根稽古場。

が、内は熱い熱い!

 

先日も少しブログで触れたが、「胸中山水」というタイトルの小曲集をまとめてみた。

お互いのレパートリー・新曲を並べ、水墨画に縁の深い題材をイメージしてもらおうという企画である。

我々の演目は、世間一般のポップスなど(一曲が4分程度)に比べると6分以上の長尺ものが多いのだが、「胸中山水」ではだいたい3〜4分でパッパッと次の曲に展開していく。

やってみるとこれが、思ってた以上に恐ろしく体力と精神力を消耗する。。。

バチや笛の持ち替え、曲の展開と段取りがめまぐるしいのに加え、それぞれの楽曲表現への気持ちの切り替えがなかなか大変で、ものすごい集中力を要するのだ。

22分ほどで6つの題材を奏するのだが、一通りやるともう、くったくた。「胸中山水」、小曲集という名の大曲である(笑)。

ほかは、BOK・SUIとしては定番のあの曲やこの曲で構成しているので、お客様としても安心して、リラックスして演奏を楽しんでいただけると思います。

ご期待あれ。

 

そして今日からは、7/5の英哲師匠のサントリーホール公演に向けての新曲の集中練習が始まる。

今週から3週間は、目一杯タイコウチ筋とヒョウゲンシャ筋を酷使する日々の連続だ。

無事乗り切れますように。

 

なーんて言ってる間にも「旧稽古場解体」ちょくちょく進めてまして。

だんだんとゴールが見えてきた!

 

 

 

 


梅雨の昼下がり「胸中山水」に遊ばん

「6月=梅雨」というイメージが強い。

昨年は確か「から梅雨」だった記憶があるが、今年の梅雨はどうなるだろうか?

昨年から持ち越しの「旧稽古場解体&倉庫DIY建築プロジェクト」が、遅れに遅れている。近々やっと解体のめどが立つ感じだが、梅雨で材木が濡れてしまうという懸念が。。。

 

さて今月は、地元静岡での自主企画ライブが控えている。

篠笛・朱鷺たたらとのデュオユニット[BOK・SUI]の、沼津&静岡2daysだ。

たたらさんの生み出す音楽はバラエティに富み情感豊かで、知的な香りが漂う中にどこか妖しげ、まさに彼女の「人柄」がそのまま曲に反映されている。そんなたたらさんと、笛と太鼓という非常にシンプルな編成でありながら「水墨画のように、気品あるオトナの音楽を奏でる」ことを目指し組んだのが[BOK・SUI]である。

 

「胸中山水」という言葉がある。

水墨画で描かれる深山幽谷の山水画は、実際に山を前にして描くのではなく、心の中にある風景(イメージ)を描く。

翻って山水を愛でる心を持っていれば、現地に足を運ばなくともイメージの中の大自然に自らを遊ばせ、心を解き放つことができるという教えだ。

今度のライブではこの「胸中山水」の心をもってその場にいる皆でイメージの世界に身を委ね、遊んでみたいと思っている。

みなさん、一緒に遊びましょう!

 

ライブの詳細はホームページまで。

https://www.granbeats.com/

BOK・SUI紹介動画もyoutubeにアップしてみました。

https://www.youtube.com/watch?v=VRKEC8esMUY&feature=share

どうぞご予約はお早めに。

 

 

ところで…

スマホの中の写真を見返していたら、まったく撮った記憶のない写真が2枚出てきた。

いわゆる「誤作動」ですな。

みなさんの「胸中山水」は、この写真から何をイメージされるだろうか。

 

 

 

 

 

 

察するに、

2枚目は明らかに、ワタクシの「股」かと思われる。

笑。

 


思いをつなぐ。

先月の「風の章」公演から、はやひと月。

ブログ更新をサボっているうちに、年度が変わり、次なる時代の名称が「令和」に決まった。

自然も人の心も穏やかで、思いやりに満ちた営みが送れたらいいなと、心から願う。

 

作品に自分なりの世界観を込めて、それを舞台の上で演奏するというのは、とてもやりがいがある。

それと同時に「誰かのために演奏する」というのも、自分にとってとても重要で、やはりやりがいのある仕事だ。

コンサート以降、そういった仕事が続いた。

 

お寺での「生物供養祭」。

政治家として地域社会を牽引していきたいと立ち上がった人の激励。

新しい宿泊施設のオープン。

我が地元の地域コミュニティの一大イベント「吉田神社祭典」。

そして、この世を去った方との「お別れ」の演奏。

 

以上すべて、ソロ演奏で務めさせていただいた。

 

祈りの太鼓、応援の太鼓、お祝いの太鼓、お別れの太鼓…。

うまくいってるかどうかはわからないが、その場にいる人たちの心とリンクして、「思い」を共有するということが、少しわかってきた気がする。

主体的に「心を込めて」演奏することも大事だが、自らが器となって「思いを集め、つなげる」演奏というのもあるのだな、と。

仕事を通して出会い・別れ・出発の瞬間に立ち会わせていただき、演奏を通してたくさんの人と心を通わせることができたことに、感謝。

 

 

そして我が身にも別れと出会いが。

丸13年、自分と楽器を載せて日本中あちこちへとともに走り続けてきた愛車を手放し、新車に乗り換えることに。

 

目標にしていた333,333kmまであと8000kmというところで、乗り換えと相成りました。

青二郎君よ、いままでホントにご苦労様。どうもありがとう!

そして青三郎君、これから末長く、よろしく‼

 

 

 

 

 

 

 


公演終わって、ひとりごと。

コンサート「風の章」@深川江戸資料館、終了。

 

当人としては、全体を通してうまくいかなかったこと、悔やまれる点は山ほどあるが、それをここで言っても言い訳にしかならないし、そんな話誰も聞きたくないだろうから、一人暗がりで皆さんにごめんなさいを言いながら「キイィー!」ってなることにします。

ともあれ二部の大太鼓ソロは、現時点でのベストプレイに近い感じで歌え(演奏でき)たのではないかと思っている。

 

 

終演後ロビーに出ると、今回はニューライブ盤CDの発売もあったので、たくさんのお客様がサインを求めて並んで下さっていた。

(来場者の実に3分の1のお客様が、CDを買ってくださっていた!)

  いつも応援してくれている常連さん

  「初めて太鼓のコンサートを聴いた」という方

  前回の深川以来(4年ぶり)という方

  ティアラこうとうのどソロ(2011年)ぶりという方 etc...

慌ただしくもその一人一人と、本当に一言二言だがお礼と共に言葉を交わす中で、気づいたことがある。

 

 

他の楽器の人はどうか知らないが、太鼓を打っている人はプロアマ問わず、お客様から「元気が出た」と言われることが多いと思う。

楽器の特性に起因している部分が大きいとは思うのだが、自分はこれまで、この言葉を投げかけられるとなにやら一抹の「違和感」を感じていた。

 

集団で太鼓を演奏する人たちの多くは確かに元気を送ったり、あるいは演奏者みずからが元気になることを目指していることも多いかもしれない。だが、自分の場合それはごく限られたシチュエーションの時に限ってであり、舞台で一人太鼓に向き合って表現しようとしていることは、「元気にする」「元気になる」こととは全く無関係なところで勝負しているつもりだから…。

「みんなで盛り上がろう!」というノリでもないし、ポジティブなメッセージを込めた言葉もない。全身ガクガクになりながら天狗を演じ(今回のことで言えば)ている自分を見て、ひとは元気になるのか?と。

かなり感じの悪い物言いになってしまうが、これが今までの正直な気持ちだった。

 

だが今回、たくさんの「また来ます」「次回を楽しみにしてます」の声をかけてもらって、そうか、これでいいのだ、と思えた。

 

「また来たい」と思ってくれた人は、次の機会に向けて明日を生きる活力が湧いたのだ。俺がどこで勝負していようと、それとは別の次元で、俺の演奏がその人の元気の源を刺激したのだ。琴線に触れたのだ。嬉しいじゃないか。有難いじゃないか!

 

「また来ます」「次回を楽しみにしてます」の声から、たくさんの元気をもらっているのはむしろ自分の方だが、それをパワーの源に、さらに多くの人の心に届く演奏ができるよう、愚直に走り続けていこうではないか。

 

 

ご来場くださった皆様、ともに舞台を築きあげてくれた仲間、お力添えくださった方々、

どうもありがとうございました。

 


目指すステージ

八丈太鼓や、三宅島神着木遣太鼓の達人の方が、太鼓屋さんから楽器をレンタルするのに念入りに音のチェックをしている光景を度々見たことがある。

楽器を演奏する者としては当然の行為であるが、太鼓の世界ではあまり「当たり前」の光景とも言えなかったりする。

先に述べた芸能の方たちが念入りに音選びをするのは、一つの太鼓だけを用いて、その音色と自分達の技のみで勝負するパフォーマンスだからだ。どんなに技が冴えていても音が悪くては受け手に届かないし、なにより音が悪いと打ち手の気分も乗らない。要素が少ない分、音にも技にもよりシビアなものを求めるのだ。とてもよく分かる。

 

ソロ演奏の良さというのは、集団では際立ちにくい、一つ一つの楽器の音色が味わえること、そして奏者のテクニックだけでなく、立ち姿や表情、息づかいまでひっくるめて奏者その「ひと」を感じられることだと思う。(翻って演じ手としては、そこがとても怖いところでもあるのだが)

 

 

話が飛ぶが、昨年末の「紅白歌合戦」を見ていて、「歌(音楽)がまるきり入ってこない」現象があまりに多くて閉口した。

大所帯のアイドルグループのダンスはカワイイが、画面がちゃかちゃかとスイッチしすぎて全く曲が響いてこない。ベテラン演歌歌手も、ダンスとの意味不明なコラボで音楽に集中できない(単体で味わえば歌・ダンスどちらも素晴らしいはずなのに)。個人的にはMISIAの歌唱力と、星野源の楽曲の世界がストレートに伝わってくるパフォーマンスが素晴らしかったと思う。

 

「派手さ」「わかりやすさ」に過剰なウエイトを置いた演奏・ステージパフォーマンスでは、音楽そのものの深みや演奏からにじみ出る奏者の「ひと」というものはどんどん感じにくくなってきているように思う。同様の風潮が「太鼓」「和楽器」の世界でも広がってきているが、特に「一音に魂を込める」ところにその素晴らしさを求めてきた日本の楽器の場合、上述のような表現だけではその魅力を届けるには片手落ちなのではないか、と思う。

 

 

3月1日の私のコンサートは、必要最低限の装飾と照明、音響の効果とともに、音で、我が身で、様々な幻想風景に挑みます。

映像もないし豪奢な舞台セットもないが、ここでしか味わえない感動や発見が、きっとあるはず。

 

みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。

 


2019意気込み表明

新年明けてすでに久しく。。。

みなさま、本年も温かいご声援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

今年はブログに、活動報告や旅レポート、公演告知以外に日々考えていることや太鼓界のあれこれなども盛り込んでいきたいな、なんて考えてはいるのだが、考えているうちにはや半月経過。

とりあえず、活動報告と公演告知から始めます(笑)。

 

新年の幕開きは、恒例の元旦サントムーン、そして3日の英哲大阪公演でスタート。

 

元旦は盟友・小泉謙一氏とのデュオ。ここ2年くらいのデュオや四人囃子ユニットでのライブを通して2人でやれる曲も増え、呼ばれればいつでも駆けつけられる機動力の高いユニットとなっております。イベント出演、学校公演などどしどしご用命下さいますよう。

 

3日の大阪、今年こそ英哲師匠と山下洋輔さんのデュオを期待されていた方には申し訳ないことになりましたが、師匠と風雲の5名で昨年のフランスプログラムをフルバージョンで演奏。毎年決まった日に決まった場所で公演があるというのは、お客様にとっても出演者にとっても馴染み感が年毎に増してきて、とても良い雰囲気になる。制作のキョードー大阪さんには本当に感謝である。

 

こうして今年も幸先の良いスターを切ることができ、次なる大きな公演はこちらも恒例化しつつある(とても異例なケース)、フランスナントの「ラ・フォル・ジュルネ」。今年は英哲チーム単独のプログラムに加えて、演劇的なパフォーマンスを加えた異色のコーラスグループ「ミクロコスモス」との共演もある。楽しみ。

 

そして、3月1日はワタクシのコンサート、「風の章@深川江戸資料館」だ。

こちらの公演、我ながらなかなか良い構成になっております。さらにはコンサート当日には、昨年6月の「風の章」沼津公演のライブ音源をCD化して同時発売します!再演はするわCDは作るわですから、内容にはそこそこに自信あります(笑)。

公演チケットは絶賛販売中。CDは絶賛製作作業中。

公演へのみなさまのお越しと、会場でのCDご購入を心より、心よりお待ちしておりますぞ。

 

 

ということで、これまでにも増してセルフ宣伝にも熱を込めて情報発信していきます(笑)。どうぞ懲りずにお付き合い下さいますよう。

 

 

 


充実

今週 月・火・水と小田原市内の小学校3校で学校公演をしてきた。

自分と田代・辻の3名「風雲Aチーム」での公演だ。別にBチームCチームがあるわけではなく、数年前にアフリカで公演をしてきたメンバーなので「Aチーム」と、事務所の社長が名付けた(笑)。

 

小田原市のアウトリーチ事業という名目で昨年から幾つかの学校にお邪魔して演奏・レクチャー・体験を盛り込んだプログラムを展開している。おかげさまで地元も含め学校公演はかなりの回数を経験しているので、師匠のレクチャーコンサートの流れに即しつつも独自の解説も加え、全体の進行役を務めさせていただいている。「国立大教育学部卒・教員免許持ち」というメンバー紹介がネタになっていた時期もあったがそれはさておき、学校公演にはちょいと自信があります。風雲Aチームでも個人的にも、呼ばれればどこへでも出かけていきます!ご用命いつでも大歓迎ですぞ。

 

(写真は松田町に近い御殿場線沿線の小学校。うちの近所と風景があまり変わらん 笑)

 

3日連チャンだったが、各学校の規模・校風などで少しずつ反応も違って面白かった。

平素から親しくおつきあいさせていただいている「小田原北條太鼓の会」の方たちがサポートしてくださり、準備片付けに加えパンの差し入れなど、大変ありがたかった。パンはメンバーさんの親戚筋の「BunBun」というお店のパンで、「もちべえ」というドーナツ?が絶品!生地はモチモチ、胡麻たっぷり、そして何というか、鮮烈な甘さ(しっかり甘いが、しつこくない)で、めちゃくちゃ美味しかった。食い意地が勝り写真はなし。。みなさん小田原にお立ち寄りの折は、ぜひお試しあれ!

 

 

今年は海外公演も多くかなりあちこち出かけていたので、割と忙しかった気がしているが、自主企画のライブは意外と本数が少なめだったようだ。地元でも関東でも「次はいつ?」としばしば尋ねられた。

静岡では自主企画ではないが、11月20日のチャリティコンサート「Smile! Smile!! Smile!!!」が年内としては最後になる。琵琶・坂田美子さんとの共演。

東京では11月13日「笛と太鼓の四人囃子Live」が迫っている。これ、めちゃくちゃオススメですぞ。近年和楽器アンサンブルは多々現れているが、こんなにシンプルで、こんなに濃厚なサウンドと音楽を生み出す組み合わせはなかなかないかも。10日後の公演です。ご予約はお早めに。

<ライブスケジュールの詳細は こちら

 

 

さてさて、年の瀬に向けて「旧稽古場」の解体作業に勤しんでおります。

稽古場付近は冬になるとかなり激しい空っ風が頻繁に吹くので、倒壊してしまわないよう冬が来る前に終わらせなければと、このところせっせと作業に当たっている。

まずは天井・内壁を可能な限りバラし、半分はそのまま残して解体した資材をしまっておけるように仕切り板を立てた。ようやくここ数日で外壁のトタンを剥がし、屋根の解体に取り掛かっている。

たった10坪のハコとはいえ、一人でバラすのはなかなかの重労働だ。あちこちが筋肉痛。

でも好きな音楽を聴きながらトンカチトンカチ、没頭している時間は楽しい。ここ数日の好天続きのうちにキリのいいところまで終えなければ。さあもうひと頑張り!

 

 

やりがいのある仕事をし、良い仲間と良い音楽を奏で、美味しいものを食べ、好きな作業に没頭する。

なんと幸せな日々か! 感謝。

 

 

 


大瀬崎訪問、朝稽古… 最終準備段階

コンサートまであと1週間。

一昨日より、酒絶ち開始(なんのこっちゃ)。

 

前回のブログで「今度の公演は『冒険』がいっぱい」と書いたが、これらがなかなかのクセ者で…

苦戦しております。。。

 

今朝は気分を変えようと、家をAM4:00に出て稽古場へ、朝練敢行。

音を出さず、所作・動きの稽古。

早朝のひんやりとした、心なしか張り詰めた感のある空気の中、鏡を通して自分の体と向き合う。

新たな発見があり、ふとしたアイデアが浮かび、ちょっとだけ身のこなしに磨きがかかる。

気持ちよく充実した2時間の稽古だった。コンタクトレンズいれて、ヒゲ剃ってくればもっと清々しかったろうな(苦笑)。

 

テクニカル面の打ち合わせは、先週のリハで一通り完了。

当日配るプログラムの原稿もほぼ仕上げた(手作りです)。

今回新しいグッズを用意。そちらも手配完了。

第二部用の新しい衣装が明日届く予定。

本番を迎える段取りが概ね整った。あとは俺自身の体と心の準備だ。

 

 

今回第二部では、「当地・沼津にちなんだ風の物語」として、大瀬崎に伝わる天狗の伝説をヒントに作品を構成した。

大瀬(おせ)は、静岡県東部の大好きな場所の一つだ。先日稽古の合間に車を走らせ、久びさに大瀬に向かったので、ちょっとご紹介。

上記写真の左下の「ビャクシン樹林」と書いてある場所が、大瀬崎。(写真小さくて見えないな。失礼)

沼津三島から小一時間。途中からは右手に駿河湾とたまに富士山、左手にのどかな漁村集落を眺めながら走る。

大瀬に到着。ここは日本有数のダイビングスポット。この日は平日だったため、ダイバーの姿はまばらだった。

大瀬神社。

神池。数十歩歩けば海岸だというのに、この池は淡水。鯉がウジョウジョ。池の生物を殺生すると強烈な祟りがあるとか。

そしてこの池には天狗がおわすとの伝説があり、神社にも天狗にまつわる様々なアイテムが。

特に彫り物が凄い。

ご神木のビャクシン。樹齢1500年!

 

池のほとりでしばらくボーッとしていたら、池の上空をトンビが悠々と弧を描いて飛んでいた。時折池の魚が跳ね、水面に波紋が広がる。

早朝、霧が立ち込めぼんやりと見える水面が水跳ねの音とともに揺らめき、その水面からわずかに浮かび天狗が羽を広げている。まさに飛び立つその瞬間を、そして天空高く舞い上がる雄々しい姿をイメージする。

このイメージが、当日演奏に活きてくることを期待して…。

 

 

では、1週間後をお楽しみに!!

 

 


「冒険」コンサートに向けて

(以下文章の一部を「ネタバレ」と捉える方もいるかも知れません。ネタバレを恐れる方はスクロールして[以下ネタバレなし!]にスキップしてください)

 

 

今度のコンサート「風の章」に、幾つかの挑戦を盛り込んでいる。

・新曲(新演目)に挑戦

 完全な新曲が2、初挑戦のゲスト小濱曲が1、レパートリーのメロディをモチーフにほぼほぼ新曲並みに作り変えたものが1。

・「分身の術」に挑戦

 さる文明の利器を導入し、音響的な演出も加えてちょっと遊んでみようかと…。しかしこの魔法の道具の扱いが非常に難しく、手も足も脳ミソもあたふたしてるのが現状。。。

・「うごきもの」に挑戦

 友人の造形アーティスト・白砂勝敏氏の手製楽器?を手に「うごきもの」の演目を創作中。

 

どれも「風」を演ずる上で必然的に生じた「挑戦」なのだが、これだけの挑戦が盛り込まれた段階ですでに今度の公演自体が「冒険」と化している(笑)。

 

まあこれだけの冒険ができるのも、持ちネタの中にいわゆる「定番曲」と呼べるものがあるからで。

「テッパン」と言えるほどの自信はないが、それなりに長い時間かけて自分のものにし、磨きをかけてきたレパートリーが手の中にあると思うと、これまでの自分の奮闘をちょっとだけ褒めてやりたくなる。

 

 

木曜に稽古場でオバマ氏とリハを、金曜に舞台監督S氏とホールのリハ室で舞台の広さを想定した動き確認&稽古を行った。

頭の中でイメージしていた音が、空間が、だんだんと実像を帯びてくる。ワクワクと不安と、喜びとガッカリが入り混じる瞬間だ。

稽古場に一人篭って煮詰りかけていたものが、仲間の音や助言を受けて道筋が見え課題がはっきりしてくる。良し悪しとは別に身が軽くなる。単純に嬉しい。

いい手応えだ。

 

 

[以下、ネタバレなし!]

 

 

「『一人で太鼓叩くコンサート』って、何やるの??」

見たことのない人、予備知識のない人にとっては何ともイメージしがたい舞台だろう。

 

メディアに頻繁に紹介されるような有名人でもないし、そういった類の芸でもない。

一緒に盛り上がって発散して…というタイプのパフォーマンスでもない。

歌詞に心動かされ涙したり、腹がよじれるほど笑うということもない。

「何やるの?」と聞かれたら、「様々なシチュエーションで、太鼓を演奏します。オリジナルの演目を、自身の演出で、全身全霊で。」と答えるしかない。

 

ただただ、舞台上で生まれる様々な音に、浸ってもらうんです。

力強い音もあるでしょう、甘い、冷たい、切ない、柔らかい、怖い音もあるでしょう。

同時に、その様々な音を発する自分の姿を、見てもらうんです。

躍動する(であろう)肉体を、美しい(であろう)所作を。思い・感情が滲み出る(はずの)打ち姿を。

そして、自由に想像してもらうのです。音の描く情景を。

 

4000円のチケット代を払って、

品物は手に入りません。お腹も一杯になりません。勝った負けたもないし治療もできないし、美しくなるお手伝いもできません。

でも、日常の世界とはどこか違う空間に身を置き、その場でしか感じることのできない音・響きを味わうことを通して、いろんな発見があるはずです。その発見はあなただけのものであり、そんな「あなた自身の新たな価値を見出す場」でもあると思うのです。

 

「太鼓」というマイナーなジャンルの、しかも自分のように無名に等しい打ち手の公演に4000円も払って来ていただくのは、バンジージャンプ並みの冒険かも知れませんが(笑)、ぜひ一度、来てみて下さい!

特に学生諸君、今回は「大学生以下1000円」です。若い人たちに見て欲しいという気持ちの表れです。ぜひ!

過去に自分の公演に来ていただいている方、当時からはひと皮ふた皮むけている、はずです!

そしてこのブログの読者の皆様は、すでにこんなワタクシに価値を見出して下さっているありがたい方々と思いますが、どうか身近なお友達・お知り合いにも「冒険」を勧めてみて下さい!

 

これだけエラそうなこと書きました、覚悟の上です。背水の陣です。

どうぞよろしくお願いします。

 

あと3週間。

今の自分にできる最高の舞台となるよう、全身全霊を込め取り組み中‼

 

はせみきたコンサート2018「風の章」

6月2日(土) 14:30開場 15:00開演

沼津市民文化センター 小ホール

一般4000円 大学生以下1000円

 



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太鼓奏者・はせ みきた

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