ひさびさ、ちゃっきりTrioが熱い! その2

前回のつづき、今週末の715ライブでカバーする、佐藤正治さん曲「Kai-Kou」について。

そうです、超カッコイイのです。

 

深町さんのソリッドなピアノ、KONTAさんの強烈なファルセットと魂むき出しのサックスソロ、そしてそれを「ひたひた」から「ぐいぐい」まで一気に上り詰める正治さんのリズムのドライブ感!

曲調は全く異なるが、今回トリオで初挑戦する亜紀さんのオリジナル曲「波打つ彼方(あなた)」と同様、摩訶不思議な世界観で非常に官能的でもある(と思う)。

 

メンバーのオリジナルでもないこの曲を、「和のおと」が特徴的なこのトリオでカバーする訳は?

という問いに対して、珍しく俺は答えを持ち合わせていない。

ただただ「この3人でやったらきっとカッコイイだろう」と思うから。

この曲に関しては、「和楽器の特徴を生かして」とか、一切考えない。はせみきたを、小濱明人を、鈴木亜紀をぶつけ、受け止め、絡め合わせるのみ。

リハーサルで下書きは描いた。あとは本番、どのような色が現れ、混ざりあうか…乞うご期待!

 

 

最近、またひとつ「音楽的表現」に心を砕くことが面白く感じている。

以前よりはいろんな意味で視野が広くなり、イメージできるサウンドや情景のバリエーションと深さも、少しずつ増しているかも。

「にほんの太鼓」というおっそろしくパワフルで、強烈なキャラクターと影響力を持った荒馬を乗りこなし、そこにある音楽に寄り添ってゆっくりひたひたと走らせたり、軽やかに飛び石を渡らせたり、重い荷を静かに引いたり、一気に手綱を解放して暴れまわったり…

得意ではないこともあるが、訓練を重ねればできるようになる。あとは「乗り手」の腕次第。

腕はまだまだですがね(苦笑)。

 

ミュージシャン・はせみきたの技量が量られるライブだ。楽しみと同時に、ドキドキ。。。

気合い入れていきます。

 

 

「自由形ピヤノ弾き語り×尺八×和太鼓」

出演:鈴木亜紀、小濱明人、はせみきた

7月15日(土) 17:00open / 17:30start

サラヴァ東京

ご予約3500円/当日4000円(+1ドリンク代)

 

はせみきたHP でもご予約承ります。

 

 


ひさびさ、ちゃっきりTrioが熱い! その1

あちゃー。

気がつけばほぼ一ヶ月ぶりのブログ更新となってしまった。。。

取り急ぎ、宣伝をば。

 

目前に迫ってきた、ひさびさの「ちゃっきりトリオ」のライブが、か・な・り・熱くなる予感 大 である。

 

女子シングル自由形ピヤノ弾き語り・鈴木亜紀と尺八・小濱明人、そして太鼓・はせみきたのトリオ。

俺は言わずと知れたバリバリの静岡県民、亜紀さんは静岡県の港町・焼津出身、小濱氏も近しい親戚が静岡県内に数人いるということで、ちゃっきり節を看板曲の一つに掲げ、2016年からライブ活動を行っている。

ちゃっきり節を除いては、亜紀さんの曲を中心にほとんどがメンバーのオリジナル作品でライブを構成してきたが、今回は2曲、カバー曲を用意している。

多分2曲とも、ほとんどの人が知らない曲だと思うが(笑)。

 

鈴木亜紀さんは語学が趣味(の域を超えるほどの入れ込み!)で、スペイン語は翻訳を手がけるほど堪能、若い頃スワヒリ語にも手を出し、ここ数年はアラビア語を絶賛学習中だそうだ。

あのグニョグニョの魅惑的な模様を文字として認識できるだけでもこの国においてはかなりの希少価値と思うが、昨年そしてこの5月にもヨルダン・レバノンというかなりデンジャーな匂いのする「ディープアラブ」を旅し、その旅の中で出会ったシリア難民たちに教えてもらったという、今人気のレバノン人ポピュラー歌手の曲をカバーする。当日は旅のエピソードとともに、現在の「生きたアラブ」を感じていただけたらと思う。

(ライブにお越しになる前に、鈴木亜紀ホームページにて受注発行している旅レポ「さくらえび通信」をお読みになると、もっと楽しめるでしょう。亜紀さんの文章、ホントに面白い!お勧めです)

 

もう一曲は、私が提案した曲で、これまた静岡県にゆかりの深い大先輩ミュージシャン・佐藤正治さん(パーカッション・作曲)の曲で「Kai-Kou」。

伝説のピアニスト・深町純さんと元バービーボーイズのKONTAさんと正治さんのユニット「僕らのしぜんの冒険」でCD収録された曲。レコ発ライブツアーの直前に深町さんが急死しまい、ユニットでのライブ演奏は叶わなかったという幻のような曲だ。

この曲、超かっこいい。

 

(次回に続く)

 


「風の章」終了、ありがとうございました!

 

あっという間に1週間経ってしまいましたが…

コンサート「風の章」、おかげさまで無事終了しました。

ご来場くださった多くのお客様、どうもありがとうございました。

 

ループマシンを使用した挑戦の一曲「又三郎」から始まり、小濱氏とのデュオ、新曲、後半の組曲作品「大瀬の天狗」と、休憩挟んできっちり2時間の構成。

本当に数々の「冒険」を孕んだ内容だったが、多くの方の協力、見事なスタッフワーク、そして本番中のお客様の拍手声援に支えられ、大事故もなくやりたいと思っていたことを目一杯形にすることができた。

舞台上では多くのシーンで小濱氏の素晴らしいプレイに助けられた。大感謝。

 

終演後、観に来てくださった師匠が「あそこはどうなってたんだ、あの時のあの音は…」とあれこれ興味深そうに質問され、いろいろな感想とちょこっとダメ出しを聞かせてくれた後「俺も新作作らなくちゃな!」とおっしゃった一言が、メチャクチャ嬉しかった!!

 

他の関係者の方からも「これまでより格段にまとまりがあった」「やりたいことが鮮明に見えてきた」など、ありがたい言葉をたくさんいただいた。

スタッフ的褒め言葉でいうと「一段とワガママになった」ということらしい(笑)。

 

コンサートは本当に、スタッフワークが重要だ。

限られた予算と時間の中で、こちらの意図を汲んでそれを各々のセクションのテクニカルなオペレーションに反映してくれる。制作も然り。演者が舞台のことに集中できる環境を作ってくれる。もう何度も自分の舞台に付き合ってくれている面々の集まりだからこそのこの環境。俺は本当に幸せ者だ。

 

それに加え今回、多くの「冒険」を後押ししてくれた方々にもお礼を申し上げたい。

 ループマシンの手ほどきをしてくれ、いろいろアドバイスくださった よしうらけんじ さん。

 第二部冒頭の幻想的なシーンで使用した「天風」の製作者で、時々会うたびに俺の創作筋肉に刺激を加え鍛えてくれる、そろそろ20年来の友人で造形作家の 白砂勝敏 さん。

 その「天風」を使用して無謀にも挑戦した「身体表現(動きもの)」に付き合ってくれ、、的確なアドバイスで完成度を引き上げてくださった、尊敬するダンサーであり「K`s Pro.」主宰の 森本京子 さん。

 心より、御礼申し上げます。

 

中学の同級生、大学時代の「龍韻太鼓」の仲間や現役の学生たちも数多く見に来てくれた。古巣の「黄瀬川太鼓」、我が太鼓教室「UTSU-LA」、そして師匠関係でお世話になっている「小田原北條太鼓」さんからはお花もいただいた。先日ガチンコライブをやった盟友・小泉謙一も駆けつけてくれた。本当に、ほんとうにありがとう。

 

 

さて、次なるライブは今週末、東京南青山MANDALAでの[BOK・SUI]です!

「陰陽の螺旋」と名打って、音の、空間の、時のうねりを起こそうとあれこれ企んどります。

土曜の日中、梅雨時のじめついた現実からのプチ逃避、いかがですか?

お待ちしてます!

 

 


大瀬崎訪問、朝稽古… 最終準備段階

コンサートまであと1週間。

一昨日より、酒絶ち開始(なんのこっちゃ)。

 

前回のブログで「今度の公演は『冒険』がいっぱい」と書いたが、これらがなかなかのクセ者で…

苦戦しております。。。

 

今朝は気分を変えようと、家をAM4:00に出て稽古場へ、朝練敢行。

音を出さず、所作・動きの稽古。

早朝のひんやりとした、心なしか張り詰めた感のある空気の中、鏡を通して自分の体と向き合う。

新たな発見があり、ふとしたアイデアが浮かび、ちょっとだけ身のこなしに磨きがかかる。

気持ちよく充実した2時間の稽古だった。コンタクトレンズいれて、ヒゲ剃ってくればもっと清々しかったろうな(苦笑)。

 

テクニカル面の打ち合わせは、先週のリハで一通り完了。

当日配るプログラムの原稿もほぼ仕上げた(手作りです)。

今回新しいグッズを用意。そちらも手配完了。

第二部用の新しい衣装が明日届く予定。

本番を迎える段取りが概ね整った。あとは俺自身の体と心の準備だ。

 

 

今回第二部では、「当地・沼津にちなんだ風の物語」として、大瀬崎に伝わる天狗の伝説をヒントに作品を構成した。

大瀬(おせ)は、静岡県東部の大好きな場所の一つだ。先日稽古の合間に車を走らせ、久びさに大瀬に向かったので、ちょっとご紹介。

上記写真の左下の「ビャクシン樹林」と書いてある場所が、大瀬崎。(写真小さくて見えないな。失礼)

沼津三島から小一時間。途中からは右手に駿河湾とたまに富士山、左手にのどかな漁村集落を眺めながら走る。

大瀬に到着。ここは日本有数のダイビングスポット。この日は平日だったため、ダイバーの姿はまばらだった。

大瀬神社。

神池。数十歩歩けば海岸だというのに、この池は淡水。鯉がウジョウジョ。池の生物を殺生すると強烈な祟りがあるとか。

そしてこの池には天狗がおわすとの伝説があり、神社にも天狗にまつわる様々なアイテムが。

特に彫り物が凄い。

ご神木のビャクシン。樹齢1500年!

 

池のほとりでしばらくボーッとしていたら、池の上空をトンビが悠々と弧を描いて飛んでいた。時折池の魚が跳ね、水面に波紋が広がる。

早朝、霧が立ち込めぼんやりと見える水面が水跳ねの音とともに揺らめき、その水面からわずかに浮かび天狗が羽を広げている。まさに飛び立つその瞬間を、そして天空高く舞い上がる雄々しい姿をイメージする。

このイメージが、当日演奏に活きてくることを期待して…。

 

 

では、1週間後をお楽しみに!!

 

 


「冒険」コンサートに向けて

(以下文章の一部を「ネタバレ」と捉える方もいるかも知れません。ネタバレを恐れる方はスクロールして[以下ネタバレなし!]にスキップしてください)

 

 

今度のコンサート「風の章」に、幾つかの挑戦を盛り込んでいる。

・新曲(新演目)に挑戦

 完全な新曲が2、初挑戦のゲスト小濱曲が1、レパートリーのメロディをモチーフにほぼほぼ新曲並みに作り変えたものが1。

・「分身の術」に挑戦

 さる文明の利器を導入し、音響的な演出も加えてちょっと遊んでみようかと…。しかしこの魔法の道具の扱いが非常に難しく、手も足も脳ミソもあたふたしてるのが現状。。。

・「うごきもの」に挑戦

 友人の造形アーティスト・白砂勝敏氏の手製楽器?を手に「うごきもの」の演目を創作中。

 

どれも「風」を演ずる上で必然的に生じた「挑戦」なのだが、これだけの挑戦が盛り込まれた段階ですでに今度の公演自体が「冒険」と化している(笑)。

 

まあこれだけの冒険ができるのも、持ちネタの中にいわゆる「定番曲」と呼べるものがあるからで。

「テッパン」と言えるほどの自信はないが、それなりに長い時間かけて自分のものにし、磨きをかけてきたレパートリーが手の中にあると思うと、これまでの自分の奮闘をちょっとだけ褒めてやりたくなる。

 

 

木曜に稽古場でオバマ氏とリハを、金曜に舞台監督S氏とホールのリハ室で舞台の広さを想定した動き確認&稽古を行った。

頭の中でイメージしていた音が、空間が、だんだんと実像を帯びてくる。ワクワクと不安と、喜びとガッカリが入り混じる瞬間だ。

稽古場に一人篭って煮詰りかけていたものが、仲間の音や助言を受けて道筋が見え課題がはっきりしてくる。良し悪しとは別に身が軽くなる。単純に嬉しい。

いい手応えだ。

 

 

[以下、ネタバレなし!]

 

 

「『一人で太鼓叩くコンサート』って、何やるの??」

見たことのない人、予備知識のない人にとっては何ともイメージしがたい舞台だろう。

 

メディアに頻繁に紹介されるような有名人でもないし、そういった類の芸でもない。

一緒に盛り上がって発散して…というタイプのパフォーマンスでもない。

歌詞に心動かされ涙したり、腹がよじれるほど笑うということもない。

「何やるの?」と聞かれたら、「様々なシチュエーションで、太鼓を演奏します。オリジナルの演目を、自身の演出で、全身全霊で。」と答えるしかない。

 

ただただ、舞台上で生まれる様々な音に、浸ってもらうんです。

力強い音もあるでしょう、甘い、冷たい、切ない、柔らかい、怖い音もあるでしょう。

同時に、その様々な音を発する自分の姿を、見てもらうんです。

躍動する(であろう)肉体を、美しい(であろう)所作を。思い・感情が滲み出る(はずの)打ち姿を。

そして、自由に想像してもらうのです。音の描く情景を。

 

4000円のチケット代を払って、

品物は手に入りません。お腹も一杯になりません。勝った負けたもないし治療もできないし、美しくなるお手伝いもできません。

でも、日常の世界とはどこか違う空間に身を置き、その場でしか感じることのできない音・響きを味わうことを通して、いろんな発見があるはずです。その発見はあなただけのものであり、そんな「あなた自身の新たな価値を見出す場」でもあると思うのです。

 

「太鼓」というマイナーなジャンルの、しかも自分のように無名に等しい打ち手の公演に4000円も払って来ていただくのは、バンジージャンプ並みの冒険かも知れませんが(笑)、ぜひ一度、来てみて下さい!

特に学生諸君、今回は「大学生以下1000円」です。若い人たちに見て欲しいという気持ちの表れです。ぜひ!

過去に自分の公演に来ていただいている方、当時からはひと皮ふた皮むけている、はずです!

そしてこのブログの読者の皆様は、すでにこんなワタクシに価値を見出して下さっているありがたい方々と思いますが、どうか身近なお友達・お知り合いにも「冒険」を勧めてみて下さい!

 

これだけエラそうなこと書きました、覚悟の上です。背水の陣です。

どうぞよろしくお願いします。

 

あと3週間。

今の自分にできる最高の舞台となるよう、全身全霊を込め取り組み中‼

 

はせみきたコンサート2018「風の章」

6月2日(土) 14:30開場 15:00開演

沼津市民文化センター 小ホール

一般4000円 大学生以下1000円

 


充実のGW、次は6/2沼津!

GW終わった途端に「梅雨入りか?」と思うような天気。気温の差も激しく、体調管理が難しいですな。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

GW最終日に、朝霧高原へ。静岡で「動物と触れ合うなら」の定番スポット、『まかいの牧場』に行った。

最高に良い天気で、気持ち良かった〜。

 

普段目にするのとはかなり表情の違う富士山に、見たこともないような見事な笠雲が。(案の定本日は雨だった)

 

放牧されてる羊サンたちと、仲良しになりました(笑)。

んー、リフレッシュした!

 

さる29日は東京・狛江にて風雲の会5名による「澪の蓮」。

センターの大太鼓ポジションを務めた今回、本番はただただ必死だった。

お客様の温かい拍手と仲間に助けられ、なんとか最後までぶっ倒れずにやりきった…というのが実感で、正直本番の出来がどうだったか、自分では全くわからない。

しかしこの日に向けての稽古の中で学んだものは、本当に大きい。今後の自分の演奏、作品づくりは大きく変わっていくに違いない、いや、変わらなくてはならない。より緻密に、より深く。

 

翌30日は、盟友ズミ氏とのガチンコライブ。

前日の肉体的ダメージが予想以上で、かなりこたえた(苦笑)。でも楽しかった!

打てば応えてくれ、さらにいい意味で想定外のパフォーマンスを繰り出してくる相方とのセッションは、たくさんの刺激を与えてくれる。青雲デュオ、今回は「安定感」という一面も打ち出せたのではないだろうか。

 

GW後半に入り、3日は「ふじのくに演劇祭」へ。

日本人フラメンコダンサーの第一人者・小島章司さんと日本舞踊を学んだコンテンポラリーダンサーによる舞台を鑑賞。

正直自分には難解で心から楽しめる舞台ではなかったが、「ステージ上で自分の体の動きを見せる」ということについて、なるほどと気づかせてくれる点が多く勉強になった。

 

そして4日、今度は師匠の「われに羽賜べ」に参加。

細部まで緻密に練り上げた作品をきっちり演じ上げる、その上で「今日の表現」を紡ぎ出す。日々、挑むことを怠らない。これが師匠・林英哲の凄さだ!

そんな師匠のもとで日々苦悶に喘ぐ者同士、風雲の後輩・辻タスクと明け方近くまで心の中のモヤモヤを吐き出す「ヘタレ飲み会」が続き、翌朝のLFJと林英哲を特集した『題名のない音楽会』を見逃した(放映時間がずれてる静岡で見れた)。

 

 

というわけで、非常に充実したGWとなった。

さあ、いよいよ次の大きなヤマは一月後の、沼津コンサートだ。

本日これから、稽古場にて小濱氏とのリハーサル。コンサートに向けての思いなど、次回ブログで綴ってみたいと思ってます。

 

 


撃沈。からの…

今ごろの発表で誠に心苦しいのですが、きたる4月29日東京・狛江市の「エコルマホール」にて、「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018」のプレイベントとして、英哲風雲の会5名による「澪の蓮(作・演出:林英哲)」の上演があります。

そして今回、英哲師匠の指名により、私 はせみきた が、センターポジションを務めることとなりました。すでに事前申し込みは終了していますが(自分がこの公演の詳細を知ったのが申し込み締め切りの前日だった。。。)、当日に200席分の当日券の配布があるそうです(先着順)。

詳しくは 特設サイト をご確認ください。

 

 

というわけで、本日は英哲師匠監修のもと「澪の蓮」リハ。

はせみきた、みごとに撃沈しました。。。

 

冒頭の登場シーンの歩みから、ソロの演奏内容、音楽的要素、演劇的要素、センターとして周りを引っ張っていく指揮者的要素…あらゆる面で、これでもかとダメ出しの嵐。

全体通して力みすぎで体力ばかり消耗し、表現の幅が狭くストーリーや情景が浮かんでこない、というのが総評。

カンペキ、撃沈であった。

 

わたくし、思い上がってました。

任されたんじゃない、試されたんだ。

上っ面だけなぞって「なんとかできるかも」と思ってた自分が恥ずかしい。

 

でも、落ち込んでないわけではないが、

それを何倍も上回るモチベーションの種を、師匠は与えてくれた。

 

一つ一つのダメに対して、アドバイスをくれ、ヒントをくれ、「俺はこうやってる」と実演して見せてくれた。

なるほど、本当に細かい一つ一つの動き、発する音にまで意味があり、計算があり、ものがたりが込められていた。

作品世界が生まれ、そこに聴衆を引き込んでいく魔法は、この「一つ一つ」の積み重ねにあったのだ。

超濃密な、万金に値する貴重な稽古だった。

今日の稽古内容は、厳に門外不出だ。いやそもそも、これらを人に語れる十分な言葉を、技を、俺は持ってない。

まずは繰り返し稽古して、試行錯誤して、体得していくのだ。一つ一つ。

 

我が師匠、偉大なり。感謝。

 

 

しかし、体がボロボロだ(苦笑)。明日明後日あたりまでは使いものにならんかも。

29日の本番までに、どこまで持っていけるか。

 

 

という、風雲の会による「澪の蓮」。

師匠の演ずるそれとはいろいろ違ってるとは思いますが…それでも「観たい」という方、ぜひともエコルマホールまで、足をお運びください。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 


創作に没頭。今月末、6月に向けて

 

どうやら「花粉症」のようで。。。

早稲オケヨーロッパツアーから戻ってこのかた、鼻がグズグズ目が痒く、くしゃみ連発とまさしくの症状が日増しにひどくなり、7日の英哲沼津公演を終えた翌日からは鼻で呼吸することもままならず夜もまともに寝られなくなってしまった。

こりゃあまりにひどいなと耳鼻科へ。

ベテランの風格がかっこいい女医さんがテキパキと検査、症状の説明をしてくれる。ひどめのアレルギー反応が出ていて、副鼻腔炎もしっかり併発しているそう。治療は次々にいろんなものを鼻に突っ込んで吸ったり塗ったり。痛いのなんのと言ってる間もなく、しばらくすると嘘のように鼻が通り、楽になった。なんだか世界がパーッと明るくさわやかになった気分(笑)。

初診だったので散々待たされたのだが、「待たせてごめんね〜!」の一言から始まり、ちゃんと患者と向き合ってこちらの知りたいことを的確に説明し適切な処置を施してくれた先生の人柄と腕にまさに「救われた」。

やっぱり「人」ですな。感謝感謝。

 

そんなわけで鼻も心もすっきりしたところで、ようやくおよそ一月ぶりのブログ更新でございます。

 

 

ここ最近は、創作活動に打ち込む日々を過ごしている。

主に4月30日・小泉謙一氏とのデュオライブと、6月2日のコンサート「風の章」の内容作りの二本立てだ。

 

ズミ氏とのライブは約2年ぶり。今回は互いの新演目も加え、二部構成とし半分は小泉演目を小泉ディレクション、半分ははせ演目をはせディレクションで、との計画。それぞれの曲調や世界観?カラー?のコントラストを味わってもらいたいと思っている。「英哲青雲の会」からの付き合いはかれこれ18年。苦楽を共にし、切磋琢磨してきた盟友との本気のガチンコは、非常に楽しみだ。

 

 はせみきた×小泉謙一ライブ「青雲なる二人のガチンコvol.2」

 4月30日(月・祝) サラヴァ東京

 13:00open / 13:30start

 全席自由 ご予約3500円 / 当日4000円(1ドリンク付)

 詳細・ご予約は はせみきたHP

 

 

そして、6月のコンサート。

実は沼津でのソロコンサートは、今回が初めて。

2011年に初めて東京で行ったコンサートのタイトルが「幻想風景曲集」。詩や絵やいつか目にした映像など脳裏に浮かぶ風景を、太鼓で奏で描いてみようと取り組んだ舞台だ。

で、今度のコンサートは自分の中では「幻想風景曲集・第2弾」という位置付けで、特に「風」に的を絞り、風にまつわるいろいろな情景・場面を描いてみようと思っている。

新曲、初めて導入するキカイや楽器、これまでになかった演出も加え…と、構想上は冒険いっぱいの、盛りだくさんの予定。だが問題はこれをきちんと「プロの仕事」として形にできるか、だ。

テクニカルサイドと相談し、当日スタッフの人員や会場の都合、現場に入ってからの時間制限などもかんがみて、「やりたいこと」と「できること」の選別をしていかなくてはならない。稽古以外にもやるべきことは山のようにある。

6月なんて先のことのようだが、今のうちに考えて考えて、苦しんでおくことが大事。これまでの経験を活かそう。

とか言いながら、思い通りにははかどらないのが常なんですがね。。。

 

とにかくこの「産みの苦しみ」の期間を地道に、楽しみながら乗り越えていこうと、山篭りの日々を過ごしている。当日を、お楽しみに。

 

 はせみきたコンサート2018「風の章」

 6月2日(土) 沼津市民文化センター 小ホール

 14:30開場 15:00開演

 全席指定 4000円(大学生以下1000円)

 チケットはプレイガイドにてお求めください。

 【お問い合わせ】イーストン http://easttone.jp

 

 


早稲オケワールドツアーレポート3

一月に及ぶ早稲オケワールドツアー、全公演日程を無事終了。

昨日の最終公演は、皆の気合いがぐっと集中し高まった演奏内容だった。

団員さんたちは演奏はもちろん、立て続けの公演と円滑な旅の運営のため様々な係の仕事をこなし苦労も多かっただろう。さらに4年生はこれで卒団(数日後の日本での定期演奏会が最後)、社会へと旅立っていくことになる。いろいろな思いが交錯して、終演後はあちこちで、充実感からの笑顔と、涙と、感激のハイタッチが交わされていた。本当に、お疲れ様。

 

というわけで帰国の途に着くフランクフルト空港より、最後のレポート。

 

ニュルンベルク

旧市街地は城壁に囲まれた古い街並みが美しかった。

公演翌日の午前中、バス移動まで時間があったので、ホテルで自転車を借りて旧市街地散策。

自転車という移動ツールを十分考慮された道路整備がされていて、外国人でも比較的わかりやすく、安全で快適なサイクリングができた。これはおそらく、ドイツ全土にわたって言えることなのだと思う。

「おもちゃ博物館」というのがあり、見学。年代や「人形」「外遊び」「列車」などカテゴリに分かれていて、なかなか面白かった。

博物館のあった一角はアンティークの店や手作りおもちゃの店が点在してあって、ショーウィンドウを眺めてるだけでも楽しかった。

 

ミュンヘン

300km近く移動して、ホテルに荷物を置きすぐさま会場へ。駆け足でリハを済ませ、すぐさま本番。旅の後半、なかなかハードな行程が続く。。。

終演後、25絃筝奏者の「かりん」さんと5年ぶりくらいの再会。

最後に共演したのは多分2011年、震災の後の東北ツアーだったと思う。それ以後、彼女は活動の拠点をヨーロッパに移し、様々なユニットやプロジェクトに参加しながら、昨年、世界中の多くのジャズミュージシャンらが熱望する、かの「ECM」レーベルからのCDリリースを果たしている。

1時間ちょっとの短い再会だったが、異国の地で楽器を担いでいろんな場所に出向き音を奏で、生活していく大変さを垣間見、そこに身を置く彼女のタフさに感服。今年中に2度の帰国、ライブも計画中とのことなので、皆様お楽しみに。

 

フライブルク

コンパクトな市街地の中に大学が数多く、学生たち若者のエネルギーをそこかしこで感じた。学生街だけあって文房具屋が充実。万年筆、消しゴム、蛍光ペン…日曜消耗品のこれらが、一味日本と違っていてワクワクする。

石畳のモザイクが細く美しい。

自転車がたくさん(奥は大学)。

無駄に飾りっ気はなく落ち着いた雰囲気の街中に、いろんなお店が充実している感じて街歩きが楽しい。フライブルク、また訪れたい街だ。

 

最終地・ウィースバーデン

フランクフルトからほど近いこの街は昔から温泉が湧き出て、保養地として栄えているようだ。

大きなアンペルマンの背後、源泉から湯気が出ている。飲めるそうです(俺は怖くて飲まなかった)。

最後の会場・クアハウスは20世紀初頭に建てたれた立派なつくりで、建物内はかたや音楽ホール、かたやカジノというすごい組み合わせ!

 

 

短期間に「モノプリズム」を、様々な名だたる音楽ホールで10回も演奏できるというまたとない機会であったのと同時に、オーケストラ・指揮者とのコミュニケーションの取り方についても理解が深まったし、集団で一つの目標に向かって力を合わせて取り組むということを若い学生たちの奮闘を見ながら、あらためて学んだように思う。収穫の多い旅だった。

このような機会に恵まれたことに、心から感謝。

 

充実した旅を共に過ごせた若き精鋭たちの前途洋々たることを、そして早稲田大学交響楽団の今後ますますの発展を!

 

ありがとうございました。

 


早稲オケワールドツアーレポート2

旅も半ばを過ぎ、後半に突入。

団員の学生さんたちとも少しずつ打ち解けてきて、楽しい旅を送っている。

 

このツアーには2〜4年生が参加。ほぼ全員が海外ツアーは初めてで、今回のためにパスポートを取ったという学生も少なくないそうなのだが、全く物怖じせず役割分担しながら皆で協力してワイワイとこの大所帯の旅を動かしているのが凄い。

 

コンサートの際には「運搬班」が搬入・搬出をやってくれ、「ステージ班」が楽器の組み立てのサポート&本番の転換を受け持ってくれる。移動や旅の日常では「付き人」さんが見事なアテンド&あれこれ痒いところに全て手が届く如くに世話を焼いてくれる。我々ゲストにとってはまさに「大名ツアー」だ。

先輩たちから脈々と受け継がれているノウハウやエピソードが生きている賜物だろうか。さすが早稲田、一人一人のポテンシャルが高い。演奏のクオリティも素晴らしい。

各会場とも満席に近いお客さんが入っていることにも本当に驚く。このツアーを長年先頭に立って率いてこられている永久名誉顧問の田中先生の人脈とご尽力には心から感服。

 

さて、前回の続き。

ウィーン。極寒でした。。。

楽友協会ホール。歴史の重みが響きにも現れるような空間だった。これでもかってくらい大変な搬入出、運搬班がよく頑張ってくれた!

どこを切り取っても絵になる街並み、たくさん歩いてみたかったが寒さに負け…それでも師匠と二人でレオポルド美術館に行きエゴンシーレの作品展を堪能。シーレ天才ですな、いやぁハマった!

 

再びドイツに戻り、ハンブルグ。

歴史を感じる倉庫街(写真へたくそで伝わらないね 苦笑)。そのなかにひときわ大きくそびえ立つかっこいい現代建築が(写真には写ってない)、エルブフィルハーモニー。2年前にオープンしたばかりのコンサートホールで、日本のオーケストラがここで演奏するのは今回が初めてだという。中心にステージがありそれを囲むように複雑に入り組みながら上へ上へと連なる客席。どこで聴いても、楽器が発するあらゆる音が埋もれることなくしっかり聴こえる。極上の「クリアな音場空間」だった。

早稲オケの演奏も我々が加わっての「モノプリズム」もありがたいことに各地で大好評、熱烈なスタンディングの拍手をいただいた。

 

そしていよいよ、ある意味今回の山場であるベルリンへ。

とうとうやってきました、ベルリンフィルハーモニー‼

ハンブルグのエルブフィルを「クリア」と例えるならベルリンフィルは「豊か」「円熟」だと感じた。

箱鳴りというのか、ホール自体が持つ独特の響きが、本当に心地よい。エルブフィルもそうだが、こういう素晴らしいホールで聴くと、思わずステージの上を見上げて、そこに浮かぶ見えない「音像」を眺めてしまう。

 

公演前夜、ベルリンフィルのコンサートを鑑賞した。

クラシック音楽にはまったく疎い自分であるが、モーレツに感動した!

オケという「いきもの」が歌い叫び息を詰めそして吐き出す、その躍動に圧倒され、息を呑み、心躍る2時間だった。ベルリンフィルはまず第一に迫力がすごい。maxで弾き込んだ時の音のデカさ!その直後に張りつめた一本の糸のような細い細いロングトーン。さざ波一つ立たない水面に一滴の雫が落ち、二滴三滴と徐々に増えていくそのざわつきがいつの間にか怒涛のごとく押し寄せてくる。プレイヤーは一人一人自分のスタイルで心のままにに演奏しているようでいて、気後れすることも浮き足立つことも一瞬たりとてなく完璧なアンサンブルを展開していく。だから音に濁りが無い。でもただ「完成品」を披露されてる感じでなく、その場でものすごい音楽が生まれている瞬間を目の当たりにしていることを実感でき、すこぶる興奮した。

 

一夜明けて、早稲オケ公演。

昨夜のあのものすごいコンサートと同じステージで演奏するというだけでも本当にすごいことなのに、なんと全世界テレビ中継つき。そして永久名誉顧問の田中先生自ら指揮台に立つ。幾つものスペシャルが重なり、ステージ上もバックヤードも緊張や不安が漂いつつも、一生に二度はおそらく無いであろうこの貴重な経験を目一杯味わおうと、みんな集中していた。モノプリズム、静寂の中から5つの締め太鼓の微かな刻みが重なっていくシーンは、これまでで最もいい表現ができたのではないかと思う。公演の様子はインターネットでアーカイブを視聴できるそうですので是非チェックを(詳細は改めてお知らせします)。

 



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太鼓奏者・はせ みきた

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