ロシア・モスクワレポート

昨日、ロシアより無事帰国。

モスクワには3泊という弾丸ツアーであったが、充実した旅だった。

 

旅の一行は、「英哲風雲の会」としてはせ、小泉、田代の3名、舞台監督F氏、今回の仕事を制作してくれた音楽事務所KAJIMOTOのスタッフAさんの5名。楽器は2月のナント〜9月のウクライナで使用した楽器がヨーロッパにそのまま置いてあるので、個人持ちの衣装・バチをスーツケースに詰めての軽装で、飛行機も成田〜モスクワの直行便という、これまでにない楽チンな旅でありました。

 

極寒とまではいかないが、さすがに寒い。外気は0度前後、時々雪もちらつく。外出時はセーターを着てコートを羽織る。

(写真左がコンサート会場「チャイコフスキー記念ホール」)

 

今回は、フランス・ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」での英哲&風雲のパフォーマンスを袖から見ていたロシアの有名なピアニスト、ボリス・ベルゾフスキーさんが、自身が深く関わっておられるロシア国内の民族音楽を中心とした演奏家たちのコンテスト&コンサートのゲストに招聘してくれ実現した。国内の仕事との兼ね合いもあり、我々風雲3名での出演が決定。

 

会場はモスクワの中心クレムリンからもほど近い「チャイコフスキー記念ホール」。師匠が1998年にソロコンサートを行ったといういわく付きのホールだ。

(チャイコフスキーホールの外に大きなポスター幕が。風雲の写真も)

ハコというより円形の感じの空間は開放感があり、会場全体で一つの空間を共有している感じがとても心地良かった。

「海外あるある」の、ホールの正面入り口から階段を登り客席を突っ切って…というなかなかにシブい搬入経路であったが、これまた「海外あるある」、非常に屈強なスタッフが搬入から大太鼓の組み上げまでを少ない人数でテキパキと手を貸してくれ、驚くほどスムーズに事が運んだ。

 

数日前から、ロシア全土より100近いグループが別会場で審査を受けており、そこで選ばれたアーティスト10数組と、数組のゲストミュージシャンによるガラコンサートが最終日に行われるというのが今回のイベントの趣旨。我々はガラコンサートのトリを務めることとなった。

さすが国土の超広大なロシア、バリエーションに富んだ民族音楽があるものだ。教会音楽、東欧の香りがするメロディ、モンゴル系の馬頭琴やホーミーの技法、口琴、中東よりのリズムなど…前日に覗いたコンテスト、そして当日のコンサートの前半は客席で、これらをたっぷりと堪能させてもらった。

 

さて我々の出番。

18時からの3時間にも及ぶコンサートのラストということで、すでに引き上げてしまったお客さんもポツポツいたようだが、我々の「宴」演奏後は客席も、バックステージのコンサート出演者たちも大盛り上がりの様子で、コンサート後は次から次へと記念撮影やらインタビューやら声をかけていただいた。審査員で現地におられたKAJIMOTOの社長さんも「ラ・フォル…」のプロデューサー・ルネさんも大喜びしてくれ、師匠不在のパフォーマンスであったがまずは役目を果たせたかなと、3人でひと安心。

 

今回出会った様々な音楽や、我々の演奏に向けられた周囲の反応を通して、我々のやっている、日本の太鼓の、そして林英哲の手がける音楽・パフォーマンスというものがいかに「特殊」なものかということを、あらためて実感できた。今回も「高い下駄」を履かせてもらっての演奏ではあったが、なんとかコケることなく、しっかりと履ききって見せられたのではと思う。

また一つ貴重な経験をさせていただいた。関係各位に、心より感謝。

 

何一つ土産物も買わずの旅となったが、空き時間に地下鉄に乗り、赤の広場やお土産街を歩くこともできた。

我々同様ゲストとして出演していたスウェーデンのグループのヴォーカリスト(とてもパワフルな歌声の女性)からCDをもらった。俺も持って行けばよかった。。。

 

        赤の広場

 

    地下鉄構内。とてもきれい。

 

  各地から来たグループ。衣装もさまざま

 

 

 


怒涛の公演月間3

「怒涛の公演月間」今は小休止中。

先週は[BOK・SUI]で2公演。

火曜日は、沼津市内の某小学校の芸術鑑賞会。

 

実はこの小学校、なんと20年前に「教育実習」で一ヶ月お世話になった学校だ。

 

あの頃は、本気で教員になろうと思ってたっけ…。一ヶ月間、必死だったが、ものすごく充実した日々だった。

今思えばおそらく、教員という職業の大変さのごくごく一部と、教員という職業の面白さ・やりがいのたくさんを味わわせてもらった日々だったのだろう。

当時の校長・I先生は実習も終盤を迎えたある日、「君は教員にはならないだろうな」と予言された。事実その言葉通りになった。

プロの太鼓打ちになろうと決意して「ようそろ」を結成し、その最初のライブを行ったのが、教員を引退されたI先生がオーナーとなりオープンしたばかりの、市内のアート活動を応援する施設「コーログランデ」だった。先生が激励の言葉を綴りプレゼントしてくださった色紙は、現在も稽古場に飾ってある。I先生はその後病気で亡くなり、告別式でお別れの演奏をさせていただいた。

この学校に再び訪れ、しかも公演が出来るとは!幸せをかみしめながらの、午前午後2公演となった。

しかも、自分の太鼓の原点「黄瀬川太鼓」で高校まで共に太鼓を打っていた1年後輩のTが、教員として現在この学校に勤め、「太鼓クラブ」の顧問として子どもたちに太鼓を指南しているという、重ね重ねの偶然!縁の不思議さ、ありがたさをしみじみ感じた1日だった。台風一過の抜けるような青空が、まぶしかった。

 

 

翌日水曜は朝から雨。BOK・SUIライブ第2弾のため、東京へ。

今回は前半はデュオ、後半はピアノ・新澤健一郎さんを迎えてのトリオ。

前半が好き、後半が特に良かった、と、お客様の反応はそれぞれ。うん、よかったよかった。

自他共に認める「これぞBOK・SUI!」的な表現、カラーを打ち出せるにはまだ時間がかかるかもだが、互いの作品の世界に浸り、掘り進めながら、一から作品を一緒に作り上げていく作業に、これから少しずつ取り掛かっていこうと思う。

次回BOK・SUIは、年明け早々の1月6日、カメリアホールでの「和っしょい」だ(なんと、津軽三味線界のキング・木乃下真市さんとの対バン!)。

この日も新澤さんゲストで、今回特に好評だった楽曲を中心に、デュオ&トリオで構成する予定です。皆様のご来場を、心よりお待ちしておりますです。

https://www.kcf.or.jp/kameido/event/detail/?id=781

 

 

さて今年も残すところあと二ヶ月。「怒涛の公演月間」も後半へ。

2日から6日は、ロシア。風雲・田代&小泉と3人で、モスクワでの20分間の演奏に、全力投球してきます!

 


「怒涛の公演月間」その2

絶賛「怒涛の公演月間」中。

 

前回更新のタイミングでひいた風邪はそこそこ重く、3日間熱に苦しんだがなんとか回復して、サントリーホールに向かった。

 

 

10月13日 林英哲独奏35周年メモリアル・コンサート「あしたの太鼓打ちへ」

 前半は、師匠のソロと、ピアノ新垣さんとのデュオ。

 35年間ぶれることなく休むことなく、太鼓を用いた新しい表現に挑戦し続けてきた師匠の歩みを象徴し、今なお道の先頭を突っ走っておられるその姿勢を見せつけられるような、そんな内容と演奏だった。御年65歳、あれだけ身を削り魂を削って己の表現に捧げながらも、それでもまだ内から湧き上がってくるパワーとオーラ。太鼓界はもとよりあらゆるジャンルを見渡して、こんな表現ができるアーティストが日本中に何人いるだろうか?我が師匠ながら、凄すぎる。

 後半は「モノクローム」と「七星」。事前の稽古から、師匠の「モノクローム」という作品への思いを幾度となく聞いた。そして今回、『英哲風雲の会』誕生のきっかけとなった「七星」を上演する意味。『風雲』への思い。

 師匠35年の歩みの中で、『風雲の会』の誕生をとても大きく、重く位置付けてくれているのが、素直に嬉しかった。同時に、師匠の期待、演奏表現への要求にまだまだ応えられていない今の自分が情けなく、悔しかった。

 

 ある時師匠に「お前らには高い下駄を履かせている」と言われた。数々の大きな舞台やメディアに我々を出し、師匠の考案した一張羅の衣装を着せ、舞台で我々をフィーチャーするシーンを設け、「風雲も大いに成長した」とMCで高らかに宣言する。これはお前らに「ここまで上がってこい」という俺(師匠)の気持ちなのだ、と。

 この恵まれた環境に「慣れ」てしまってないか?甘んじてはいないか?

 きっとこの日は師匠にとっての節目であると同時に、自分にとっても、あらためて今の己を見つめ直し、身を正すタイミングなのだ。

 終演後の宴席で、新装版「あしたの太鼓打ちへ」が配られ一人一人に師匠がサインを入れてくれた。25年前高校生の時、この本を手に取り読んで受けた衝撃、遥か彼方へ続く一本の道の先に見た光を思い出し、もう一度この本をじっくり読もうと思う。

 

 

翌14日に放映となった「題名のない音楽会」を見たと、多くの方から連絡をいただいた。15日は埼玉・久喜で「東日本大震災復興祈願公演『生命賛歌』」に風雲の会としてゲスト出演。17日は広島・福山で英哲&風雲の会で2000人近くの高校生の前で公演。

 

「怒涛の公演月間」前半が終了。来週は地元沼津での学校公演と、BOK・SUIの東京ライブ。その後も風雲モスクワ公演等々、ステージが続く。今の気持ちを深く心に刻んで、一つ一つに全力で取り組んでまいります。

 

 

 


「怒涛の公演月間」その1

10月に入りましたな。

9月後半から11月中頃まで続くなかなか濃密な「怒涛の公演月間」の最中。

いつものごとく、告知やら報告やらが後手後手になっており恐縮であるが、まずは終了した公演について駆け足でご報告を。

 

9月23日、24日 林英哲ウクライナ公演

キエフ国立オペラ劇場満杯のお客様から熱烈な拍手と声援をいただき、大成功のうちに終了。

今回日本とウクライナの友好周年事業の目玉として招聘してくださった在ウクライナ大使のスミ様はバーレーンでお世話になって以来。手厚くお迎えくださり、大使館スタッフの皆さんもとても熱心に協力してくださった。あまりに短く、高待遇の旅だったため、たった一つ「ブジモ!(乾杯)」を除きまったくウクライナ語を習得しないまま、無事帰国。

 

9月30日、10月1日 はせみきたライブin静岡

戻ってすぐの、朱鷺たたらさんをゲストに迎えた静岡県内ライブ2daysも、両日たくさんのお客様にご来場いただき、感謝感謝!

ユニット[BOK・SUI]のお披露目、非常に好感触だったのでは、と思っている。

しかし、東京立ち上げライブの時にある方に言われた言葉「まだまだこれから」。

今は、とりあえずユニットとしての産声を上げたに過ぎない。

今後のユニットの展開に期待を寄せてくれている方々の期待を「裏切らない」か「良い意味で裏切る」か、生き残る道は二つしかない。まさに「これから」だ。

 

10月3日 土井啓輔「祇園精舎な夜」ライブ

ひっさびさの土井さんとのライブ。声掛けていただいて本当に嬉しかった。

土井さんとの演奏は、緊張というか戦慄というか、いつも背中の下の方、腰に近い辺りが微かにゾワゾワする。何が生まれるか、どこに行くのかわからない音の紡ぎ合い。実戦命の土井道場、今回も多くの課題を与えられた。土井さんはいつでも、音楽とそれを奏でるものへの愛情で満ち満ちている。

こちらの愛が足りない部分はすぐ見抜かれ、指摘される。そこが嬉しくもあり、怖くもあり、病みつきになるのである。

今回は詩吟の藤原白陽さんとのコラボありで、60分あまりの音楽絵巻一本勝負だった。白陽さん素敵でした。

 

さ、次は来週の師匠35周年記念コンサート、久喜千響公演、広島学校公演と続く。気温の急激な変化、雨の中の楽器の積み降ろしでひさびさに風邪をひいた。

意地でも直す!!

 

(写真はウクライナ・キエフの国立オペラ劇場舞台に佇む大太鼓)


ウクライナからの、ライブ宣伝!

どーん!

 

てなわけで、昨日からウクライナはキエフに滞在中でござい。

日本の11月くらいの気候を予想していたのだが、昨日今日は日中は真夏のような暑さ。

ビールがうまい!そして食べ物が安くてうまい!

(写真はかなり酸味の強い地ビール。ラベルがなんとも…笑)

 

本日午前中に会場下見+楽器の梱包を解き、明日はリハーサル〜夜本番、明後日昼公演。

チケットは2公演とも完売近くまで売れ行きが伸びているらしく、期待の大きさを感じる。

 

会場は非常に立派で素敵なオペラ劇場。会場の雰囲気から師匠が思いついた新演出を加え、スペシャルな公演となりそうで、楽しみ‼

 

とはいっても、今日の明日でウクライナに飛んで来られる人はいないと思うので、帰ってからのわたくしめのライブの宣伝をば(笑)。

 

 

帰国後すぐの週末、9/30-10/1に、静岡県内のライブ2daysがあります。

静岡での自主企画ライブはひさびさ。今回はソロ+本年結成の朱鷺たたらさんとのユニット[BOK・SUI]デュオ。

5月に南青山MANDALAで行ったユニット立ち上げライブの映像を、Youtubeにアップしました。

ソロの方は、新演目や特別なアレンジ等はないが、ここ最近踏んだ舞台等の経験から得た新たな感覚を意識しながら重ねている稽古の成果が出れば、また少し磨きをかけたパフォーマンスをお届けできるのでは、と思っている。

9/30沼津千本プラザ、10/1静岡LIFETIMEです。まだまだご予約受付中ですので、是非!

(詳細はこちら

 

というわけで、ウクライナからの帰国後ライブの宣伝でした。

旅のレポートは、また次回に!

 

 

 

 

 


スケジュール9月10月

これから始まる様々な本番に向け、リハ・稽古が立て込んでいる。

皆さんにお越しいただける公演、非公開の公演、遠くてちょいとキビしい公演等いろいろですが、自分の脳ミソを整理する意味も込め、二ヶ月分の公演について情報公開〜。

詳しくは、ホームページをチェック願います。

(詳細未公開の公演情報も、近日中にアップします!)

 

9月

 11日 御殿場市内の小学校にて公演

 18日 沼津千本プラザの秋のイベントにて、レクチャーコンサート&ワークショップ

 20日〜26日 チーム英哲でウクライナ公演

 30日 ライブ@沼津千本プラザ

10月

 1日 ライブ@静岡LIFETIME

 3日 土井啓輔さんとライブ@西荻窪音や金時

 13日 林英哲ソロ活動35周年コンサート@サントリーホール

 15日 英哲風雲の会として真言宗豊山派「千響」コンサートに出演@久喜

 17日 チーム英哲として広島県福山市にて学校公演

 25日 [BOK・SUI]ライブ@サラヴァ東京

 

 


夏の終わりの山籠りレポート

いつもいつも、遡りレポートになっておりますが。。。

先月最後の土日は、日本平野外劇場にてK`s Pro. ダンス公演「Black Bird」に出演。

野外で騎乗という特殊な空間で、「チルチルミチルの青い鳥」を題材にしたストーリー性の強い、でも受け手の想像力を存分に掻き立てるような演出で、単純に「いち参加者」として大いに楽しませていただきました。

さてK`s Pro. さん。まずはじめに集団としてのダンスのクオリティの高さ、現場での変更に対する対応力の高さに驚いた。そして、昼間の灼熱地獄の中繰り返される稽古とリハに耐えうる体力!(昼間の舞台はほぼフライパンである)

高校生からアラ還まで幅広い年齢層のメンバーさんは一様に、ハートが熱い!この山の舞台に合わせて、一年のサイクルを組んでいるという人も少なくないのでは。

稽古の回を重ねるにつれ、ソロをとるダンサーだけでなく群舞の中でも一人一人のキャラ・特性がだんだん見えてきて、面白い!

自分はおもに「森のシーン」といわれるパートでの大太鼓演奏。あとは全体を通しての雰囲気作りのカゲ音。

 

音楽の共演者はヴァイオリン。ハプニングがあり急遽参加の運びとなった、柴田奈穂さん。

とても明るく、ステキな方だった。本職はアルゼンチンタンゴということで鈴木亜紀ともつながっており、すぐに打ち解けられた(意外と人見知りな自分にとっては珍しい)。すでにある音源の上に二人で音を重ねていくという難しい仕事だったが、互いの集中力とアイコンタクトで、なかなか良い感じにまとまったのでは。

 

今回この作品に参加できたことは、いろんな意味で本当に大きな経験となった。

空間の使い方、細部の演出、もろもろの段取り、スタッフとのコミュニケーション、メンバーとの意思疎通そして統率…。

今後の自分の作品作りへのヒントを、たくさんいただいた。

森本京子さん、陰山泰さんに、心から感謝。

 

⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐

山での武者修行を終え、下山してすぐ師匠の「題名のない音楽会」収録に参加(放送はまだ先のようです)。

ここからは11月まで、国内外での公演が続く。

稽古場新築のもろもろで創作活動や稽古がかなりおろそかになってしまっていたので、尻に火をつけて、気合を入れていこう!

 

近日のスケジュールは、次回お知らせします。

 

(写真はK`s Pro. 公演後の打ち上げにて、演出の陰山さんと)


“踊り”とのコラボ、そして久々のライブご案内

 

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、最近エアコンなしでも寝苦しくない夜が数日あったと思ったらあらま、またもやムシムシの夜がやってきたり。

天候も以上ですが、体調管理が大変ですな。

 

さて、ここ数カ月にわたり稽古場のことにかなりのパワーを費やしていて、ライブも随分とご無沙汰になってしまった。

 

 

久々のライブです。

沼津と静岡の2箇所、[BOK・SUI]の朱鷺たたらさんをゲストに迎え、ソロあり、デュオ演奏ありの豪華内容!

5月に結成した[BOK・SUI]、これが静岡初上陸です。

9月30日 沼津千本プラザ音楽ホール

10月1日 静岡 LIFETIME(浮月楼)

 詳細はコチラ

どちらも昼のライブ、ご家族連れでぜひ。

 

 

話は変わるが、ここのところ“踊り”とのコラボに恵まれている。

 

突然ですがわが町・裾野は、かなり以前から「阿波踊り」の祭りをやっている。

そしてこの度、裾野市で結成25周年の歴史を持つ「裾野みどり連」から、拙作「風・疾る」を連の演舞のレパートリーに加えたいとのオファーをいただいた。

地元の連が「裾野生まれ」の演目として、自分の作品を使い、オリジナルの振り付け、生演奏で自分の曲をやってくれる、というのは、とても名誉で、本当に嬉しい。

昨日が裾野阿波踊りの本番日、実際に人前でのパフォーマンスを、拝見してきた。

みどり連さん、かっこよくアレンジして、使ってくれてました。感謝。

 

続いては次の土日、静岡の日本平にて、コンテンポラリーダンスのカンパニー・K`Pro. さんの、25周年の記念すべき公演に参加する。

今年4月に初共演、非常にスリリングで熱い、楽しい現場だった。

野外劇場という特殊な空間で、バイオリンとのセッションもありの、さらにスリリングで、熱い(というか実際に暑い)現場になること間違いなし。

 

 

夏の終わりから初秋にかけて、楽しみ満載だ。

張り切って、体当たりだ!

 

 

 

 

 


「道場開き」

さる8月3日、完成からだいぶ日数は経ってしまったが、近しい方々にお集まりいただいての稽古場お披露目会を行った。

いわゆる「道場開き」と言うそうな。

 

師匠をはじめ、最も身近でお世話になっている方、仲間、スタッフ等、16、7人の方が平日にもかかわらず駆けつけてくださいました。

 

三島駅に集合し、稽古場へ。

このところの天候不順の中、幸いにも雨は降らなかったが、残念ながら富士山は拝めず。

17人も入ればすし詰め状態、膝を突き合わせてなんとか座ってもらった稽古場の中、皆様からお祝いの言葉をいただき、師匠の「一番太鼓」演奏を賜り、そののち師匠との「三ッ舞」デュオ、そして「宴」。

風雲の上田・辻両氏にも付き合ってもらって、「初稽古」くらいのノリのつもりが、完全に本気モードの「ミニライブ」状態に。ご臨席の皆さんも大興奮。

 

みんなで記念撮影をし、三島市内に降りて皆で食卓を囲み…

本当に胸がいっぱいになる1日だった。

 

 

 太鼓との関わりを持つきっかけを作ってくれ、少年期に思う存分太鼓に浸れる環境を与えてくれた人。

 カネにならん自主企画の公演を、「興行」「コンサート」として成立するよう、採算度外視で全力で共に取り組んでくれる裏方陣。

 人前に出てなんぼの我々にとって最も大切な、演奏の機会を与えてくれる人たち、そしてそこに足を運んでくれる人たち。

 大切な仲間。師匠。

 

こんな素敵な人たちに囲まれて、俺は太鼓が打てているのだ。

この箱根の麓の、丘のてっぺんの小屋で。

 

 

このこの上ない幸せをかみしめながら、みんなにお返しができるのはいつの日になろうかといささか心の奥にずしーんと重みを感じつつ、とにかく明日からまた気持ちを新たに、心を込めて太鼓に打ち込み、心を込めて太鼓を打ち込もうと誓う。

                           2017年8月

 

(初稽古はお決まりジャンプ1000回から、の図。)

 

 

 


音の溢れる「ハコ」

早いもので、まもなく2017年折り返し。

あっという間だなぁー。

最近ブログの更新が月2くらいになってしまってるので、後半は頑張ろうと、思っております。。。

 

 

さて今月は、あちこちのライブハウスに顔を出した。

 

まずは1日、甲府「桜座」。

大好きなハコだ。

戦前に賑わった芝居小屋「桜座」を復活させようと、ガラス工場?を改装してできた空間は、高さのある空間の約半分がアクティングエリア、客席はひな壇状になった桟敷席。劇場に入る手前にも小規模ライブができるカフェスペースがある。

この日は「ヒカシュー」さんのライブを鑑賞。空間にぴったりのアヤシゲな音楽に浸り、異次元空間へのトリップを大いに楽しませていただいた。

ドラムの佐藤正治さんは三島出身。近いうちに三島稽古場を訪ねてくれると先の楽しみもできた。

 

 

続いて13日「神保町楽屋(らくや)」。

東京藝大での師匠の特別講義での演奏後に、邦楽器のライブがあるということで、下見も兼ねて寄り道。

津軽三味線福井さん、尺八小湊さん、太鼓鳴物美鳳さんによるユニット「三蕊(さんずい)」の10周年ライブで、会場は立ち見も出るほどの大盛況。

かなりコンパクトなステージではあったが、美鳳さんの音量調節が素晴らしく、楽曲のリズム構成のよさ、キャッチーなメロディが光りご機嫌なライブだった。そして3人ともMCが上手い!欲を言うともう少し個々のソロプレイがフィーチャーされる場面を見たかったな…。

音楽と、それを楽しむ空間を愛するオーナーさん、スタッフさんの心意気と腕の良さが伝わってくる小屋だった。(写真撮り忘れた…)

 

 

そして25ー26の二日間は、「女子シングル自由形ピヤノ弾き語り」鈴木亜紀さんと、福井の旅。

福井市・北ノ庄クラシックスと、越前市・ラグタイムクラシックスの2days。

「青い馬」「クラゲの二人」と、新たに2曲の亜紀楽曲に挑戦。亜紀さんのコラム(鈴木亜紀ホームページで読めます)を語りの題材に使った拙作「Turtle`s Dream」もなかなかの好評で、よかった〜!

ラグタイムクラシックス(上写真)は、以前の店名「武生クラシックス」時代にかりんさんとツアーに来ている。コンパクトだが、蔵を改装した味のある空間は楽屋も含めて非常に居心地がいい。古い街並みが残るこの一角に、温かみのある灯りとゴキゲンな音楽が漏れ出ている…そんな映画の1コマのような様子をイメージしてみるが、太鼓じゃいささか近所迷惑だったかな(苦笑)。ご近所の皆様、お騒がせしました。。。

 

 

ハコには、そこを運営する人、利用(演奏)する人、そして訪れるお客さんたちの思いが、詰まっていく。

今月訪れたハコ、どこも本当に素敵だった。

そして今月、我が箱根稽古場も、完成!!

 

まだまだこれから日々カスタマイズを重ね、使いやすい空間にしていくのだが、

生徒、仲間、共演者…多くの人が集い、音と想いを染み込ませ、共に空間を育てていってほしいなと、願っている。

(下写真は、24日亜紀さんとのリハ後、稽古場付近からの富士山)

 

 

 



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太鼓奏者・はせ みきた

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